地域活動実践
2026.09.19
城西国際大学 健康科学部 理学療法学科では、スポーツ選手の身体機能評価、傷害予防、コンディショニング、競技現場での継続的な評価を結びつけたスポーツ理学療法の実践活動に取り組んでいます。
今回、千葉市内の高校サッカー部に所属する高校1・2年生26名を対象に、メディカルチェックと、サッカー選手向けの傷害予防ウォーミングアッププログラム「FIFA 11+」のトレーニング指導を実施しました。
活動には、授業外でスポーツ理学療法について学ぶアスリートサポートサークル「JAST」の学生4名を中心に、理学療法学科教員3名も参加しました。
メディカルチェックでは、これまでの傷害状況についてアンケート調査を行うとともに、測定機器を用いて、
垂直跳びの能力
左右方向へのステップ速度
など、サッカー選手の身体機能・運動能力に関する項目を測定しました。
JASTの学生も教員の指導のもとで測定や選手への説明に参加しました。
学生にとって、大学で学ぶ身体機能評価を、実際の高校生アスリートを対象として経験し、どのように測定し、結果をどのように選手へ伝えるのかを考える機会となりました。
メディカルチェック後には、サッカー選手の傷害予防を目的として開発されたウォーミングアッププログラム「FIFA 11+」を実施しました。
教員と学生が実際の動作を確認しながら、トレーニングの方法やポイントを選手へ説明しました。
傷害予防では、専門家から指導を受けるだけでなく、選手自身が自分の身体や動きに関心を持ち、日常的にコンディショニングへ取り組むことも重要です。
今回の活動では、選手が自分自身の身体機能を確認したうえで、傷害予防につながるトレーニングを経験する機会を設けました。
今回の取り組みは、1回限りのメディカルチェックやトレーニング指導ではありません。
高校サッカー部の顧問と連携し、今後もFIFA 11+を基礎としたトレーニングを継続します。
3か月後には身体機能等を再評価し、トレーニング開始前との変化を確認する予定です。
単にトレーニング方法を紹介するだけでなく、
事前に測定する
→ トレーニングを継続する
→ 再び測定する
→ 変化を確認する
という流れで活動を進めます。
今回の活動では、3か月間のトレーニングによる変化を確認するとともに、1年間にわたって選手の状態を継続的に追跡する計画としています。
スポーツ傷害予防では、短期間の身体機能の変化だけでなく、実際の競技活動の中でどのような傷害が生じるのかを継続して確認する視点も重要です。
高校側の顧問と協力しながら、選手の状態や傷害状況を継続的に確認し、スポーツ現場における取り組みについて検討していきます。
今回の活動にはJASTの学生も参加しています。
学生は、
選手とコミュニケーションを取る
→ 身体機能を測定する
→ 測定方法や結果について説明する
→ 傷害予防トレーニングをサポートする
→ 継続的な評価に関わる
という一連の活動を経験します。
単発のイベントに参加するだけではなく、同じ高校サッカー部と継続して関わり、選手の変化を確認していくことも今回の活動の特徴です。
城西国際大学理学療法学科では、スポーツ理学療法を、授業の中だけで完結させるのではなく、地域や実際の競技現場と結びつけて学ぶ機会を設けています。
今回の高校サッカー部との取り組みでも、
学生教育
スポーツ現場での実践
身体機能の測定
傷害予防プログラム
継続的な成果評価
を一つにつなげています。
今後は、得られたデータを適切に整理・検討し、学生の研究活動にもつなげながら、スポーツ現場で生じる課題を科学的に考える教育・研究活動へ発展させていきます。
城西国際大学理学療法学科では、大学スポーツだけでなく、高校生や中学生などの育成年代アスリートとも連携し、メディカルチェック、身体機能評価、傷害予防トレーニングなどを継続的に実施しています。
また、アスリートサポートサークルJASTの学生が教員の指導のもとで活動に参加し、実際のスポーツ選手との関わりを経験しています。
スポーツ理学療法を、
授業で学ぶ
→ 選手を測定する
→ 傷害予防を考える
→ トレーニングを実施する
→ 継続して変化を確認する
→ 研究として科学的に考える
という複数の段階から学べる環境づくりを進めています。

学生からの紹介
FIFA11+トレーニング(一部)
FIFA11+トレーニング(一部)
メディカルチェック(垂直とび)
メディカルチェック(左右ステップ)