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城西国際大学理学療法学科の研究成果|烏野大教授らが肩関節の運動・筋活動を解析した研究を国際学術誌に発表

教員活動

2026.09.03

理学療法学科・烏野大教授の論文が国際誌に掲載されました

城西国際大学 健康科学部 理学療法学科の烏野大教授らの研究グループによる、肩関節の運動と筋活動に関する研究論文が、2026年8月、国際学術誌『The Open Orthopaedics Journal』に掲載されました。

本研究では、理学療法の臨床において重要となる肩関節の運動を、筋電図と三次元動作解析を組み合わせて科学的に解析しました。

3種類の肩関節内旋運動を筋電図と三次元動作解析で比較

研究では、健常男性10名を対象として、次の3種類の肩関節内旋運動を比較しました。

  • 腕を体側につけた状態で行う内旋運動
  • 肩関節を90°外転した状態で行う内旋運動
  • 腕を背中に回す結滞動作

針筋電図による筋活動の測定と三次元動作解析システムによる関節運動の解析を行った結果、3種類の内旋運動では、肩関節の動き方だけでなく、回旋筋腱板(ローテーターカフ)の筋活動パターンにも違いがあることが明らかとなりました。

特に、回旋筋腱板を構成する肩甲下筋は結滞動作で最も高い筋活動を示し、結滞動作において重要な役割を果たしている可能性が示されました。

肩関節疾患に対する評価・運動療法の科学的根拠へ

肩関節疾患に対する理学療法では、関節がどのように動いているのかだけでなく、その運動にどの筋がどの程度関与しているのかを理解することが重要です。

今回の研究は、異なる肩関節内旋運動における関節運動と筋活動の特徴を明らかにするものであり、今後、肩関節疾患に対する身体機能評価や運動療法を検討するための基礎的知見として活用されることが期待されます。

城西国際大学理学療法学科の研究・教育

城西国際大学理学療法学科では、人の身体運動を科学的に分析し、その成果を理学療法の評価や治療につなげる研究に取り組んでいます。

本研究のように、筋電図や三次元動作解析などを用いて、関節運動、筋活動、身体機能を客観的に評価する研究は、理学療法の根拠を構築する重要な研究領域の一つです。

本学科では、教員が臨床で生じた疑問を研究によって検証するとともに、その研究活動や専門性を教育にも生かし、学生が「身体の動きを科学的に捉え、根拠に基づいて理学療法を考える力」を身につけることを重視しています。

今後も城西国際大学理学療法学科では、臨床・研究・教育をつなぎ、より効果的な理学療法の実践につながる研究を推進していきます。


掲載論文情報

雑誌名:The Open Orthopaedics Journal(2026年8月掲載報告)
論文名:Analysis of Three Types of Internal Rotation in the Shoulder
著者:Daisuke Segawa, Junichiro Hamada, Hiroshi Karasuno, Kunio Yoshizaki, Kazuhiro Endo and Ryo Sahara