プロジェクト
2025.06.04
② 試飲会を開催し、ビールのスタイルを実践的に学びました。
ビールのスタイルを勉強するために、試飲会を開催しました。ビールの種類には上面発酵の「エール」、下面発酵の「ラガー」がありますが、それをより細分化したものがスタイルです。ビールのスタイルには「IPA」「スタウト」「ピルスナー」などがあります。今回受講生は、祭醸造から直送されたスタイルの異なる9種類のビールをテイスティングしながら、スタイルについて深く学びました。
今回のもうひとつの目的は、東金市の農産物を使ったオリジナルのクラフトビールに合うスタイルをみんなで考え、選定することでした。そのため、参加者は「アルコール感」「甘さ」「香り」「酸味」「選定する果実との相性」などの評価項目があるレーダーチャートに各々所感を記入しました。こちらのアンケート調査結果を参考にしながら、今後オリジナルビールのコンセプトを作り上げていきます。
どんなビールができるか楽しみです。
試飲会の様子
楽しく学ぶことができました。
こちらの9種類をテイスティングしました。
レーダーチャートに書き込みながらテイスティングします。
<学生の声>
TW2022-012 川村 しずく
先日、授業の一環として、祭醸造さんが提供する数種類のビールを試飲し、今後のオリジナルビール作りに向けたコンセプトに沿ったビール選定会を行いました。ここでは、私がプロダクトチームを代表して、特に印象に残った3種類のビールをご紹介します。
まず1つ目は「清宮-KIYOMIYA-」です。ピルスナーを仕込んだラガータイプで、草や花のような香りとすっきりとした苦味が特徴的です。ビールがあまり得意でない私でもとても飲みやすく感じました。
2つ目は「万歳-BANZAI-」です。レッドカラーのエールで、ほんのり柑橘の香りと深みのある味わいが印象的でした。このビールは、Japan Great Beer Awards 2025で金賞を受賞しており、多くの人から高く評価されています。
そして3つ目は「柳黒-YANAKURO-」です。黒ビールのスタウトで、コーヒーやチョコレートのような香ばしさとコクがあり、試飲会に参加した教職員の方から特に好評でした。このほかにも「祭鳥-MATORI-」や「撫子-NADESHIKO-」など、味も香りも個性豊かなビールがそろっていて、クラフトビールの奥深さや祭醸造さんのこだわりを感じる貴重な体験になりました。
今回の試飲会で得た経験を、今後のクラフトビールづくりに活かしていきたい!と思っています。
ビールスタイルの説明をする川村さん
TW2022-032 藤原 宏
試飲会に参加しました。クラフトビールは一般的なビールとは異なり、スパイシーであったりフルーティーであったりと、個性豊かな味わいが楽しめることに魅力があり、多様な表現が可能なお酒だと改めて実感しました。
私は岩手県花巻市の出身ですが、花巻駅の目の前には最近オープンしたクラフトビールのパブがあります。私がクラフトビールを初めて口にしたのもそのお店で、木片を使ったビールや地元のフルーツを使用したビールなど、個性豊かなクラフトビールの世界に触れるきっかけとなりました。
今回の試飲会では、9種類のクラフトビールをいただきました。中でも特に印象に残ったのは「撫子」という銘柄で、苦味が少なく、ほんのりとした甘みとまろやかな口当たりが特徴です。ビールが得意でない方にもぜひおすすめしたい一杯です。
現在、私たちは東金市の果実を使ったクラフトビールの開発に取り組んでいます。今回の試飲会では、どのタイプのビールがどの果実に合うのか、参加者の意見を集めることができ、大変参考になりました。この経験を活かし、試飲会で味わったビールにも負けない一杯を目指して開発を進めていきます。
チームメンバーと記念撮影
観光コンテンツになるクラフトビールを開発します!