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観光プロジェクトA(ツアー造成クラス)の学外授業で阪急交通社を訪問

プロジェクト

2025.06.12

ツアー造成を学んでいる観光プロジェクトAの学外授業では、旅行業務の実際を学ぶために阪急交通社グループの竹芝オフィス、新橋オフィスを2025年6月2日に訪問しました。午前中は竹芝オフィスで旅行業務の現場を見学し、また午後は新橋オフィスで旅行講座「たびコト塾」に参加した後、グループ企業の業務内容の説明を受けました。

午前・午後のグループ企業関連プログラムでは、㈱阪急交通社(本社)、㈱阪急トラベルサポート(添乗・サポート業務、人材派遣)、㈱エアサーブ(空港受付・センディング、訪日客に関する手配業務、音声ガイド機器レンタル)、㈱Hops(お土産・地域特産品・ノベルティ・旅行グッズの販売、オフィス・イベントプロデュース)の各社から事業内容の説明を受け、旅行業に関係する業務の多様さとともに異業種が協力することの大切さ、旅行業での働き方を学びました。

「たびコト塾」は同社のリピーター顧客向けの旅行講座で、今回は南関東の百名城に関する講座を聴講しました。私たちは一般に皇居(江戸城)や大阪城など、限られたお城しか意識には上りにくいのですが、戦国時代以前のものを含め南関東には丘陵などの地形を活かした土でできた城がたくさん存在しています。講座は城郭の歴史や構造、戦略など専門的な内容でしたが、旅行動機の多様さを知り、興味のある分野をより深く学ぶことでその現場を訪問したくなることがよく分かりました。

観光プロジェクトAの授業では具体的なツアー造成が本格化しますが、その前にツアーを支えている様々な職種や旅行意欲をかきたてる情報提供について学ぶことができました。特に機密保持上なかなか許可されない旅行会社での業務の様子を直接見学することができたのは、連携する㈱阪急交通社の特別の配慮があってのことで、深く感謝しています。今後も授業の進捗にあわせて学習内容をご紹介いたします。

旅行会社の業務内容を説明していただきました

旅行業への就職を希望している学生には、聞き逃せない内容でした

【履修生のコメント】
◯ 「たびコト塾」は中世の城跡というマニアックな内容でしたが、私自身興味がある分野だったので、理解を深めることが出来てよかったです。このような情報提供は大いに旅マエに役立つと感じました。旅行する際に、多くの情報、知識を持って赴くと現地での楽しみが深まります。講座があることで専門家の解説を事前に聞くことができ、詳しい情報を容易に得ることが出来ると思います。

◯ 会社での業務見学を通して、旅行会社の仕事が「商品を売る」ことにとどまらず、顧客の安心と満足を第一に考えた幅広いサポートを提供していることに驚きました。特に印象的だったのは、為替レートの案内や感染症対策の備品まで準備していた点です。また、社員の働き方にも配慮されており、フレックスタイム制や女性の活躍推進など、社員一人ひとりが誇りを持って働ける職場だと感じました。見学を通じて私自身も人の思い出に寄り添える仕事がしたいという思いがより強まりました。

◯ 旅行会社の見学に行くことが今までなかったので、すごくいい経験になりました。旅行会社にこんなにも多くの子会社があり、色々な会社が協力して作業をしているのは知りませんでした。ツアーは、企画する人や添乗員さんなど表舞台で活躍する人だけではなく、お客様から見えないところで活躍している人たちのおかげで成り立っているということを学びました。また、案内をしてくれた社員の方がなぜこの会社を選んだのかというエピソードも聞けて、今後の就職活動に活かしたいと思いました。