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オリジナルのクラフトビール(発泡酒)を観光コンテンツに育てます

プロジェクト

2025.08.05

④ 醸造の仕込み作業に挑戦しました

観光学部の産官民学連携の授業である「観光プロジェクトB」では、MATSURI BREWING / 祭醸造のご協力のもと、東金特産のプラムを活かしたクラフトビール(発泡酒)の仕込みに観光学部の学生たちが挑戦しました。ものづくりの現場を肌で感じる貴重な学びの場となりました。

参加した学生たちは、ビールの素となる「麦汁」作り、ペースト状にしたプラムの投入など、実際の醸造工程に立ち会い、現場の醸造士から直接指導を受けながら作業をしました。ビールは、原料の投入のタイミングや投入量の微妙な違いで風味が変化することを学び、思った以上に繊細な飲み物だということがわかりました。学生からは、「初めてのことばかりですべてが新鮮だった」や「一番搾りの麦汁が思った以上に甘くてびっくりしました!」などの声が挙がりました。

今回使用したプラムは、先日東金市の農園で学生たちが収穫した「サマーエンジェル」です。濃厚な甘みが特徴で、祭醸造クリエイティブディレクターの伊藤さんと意見交換を重ねながら、テイストのコンセプトを学生たち自身が練り上げてきました。

東金で大切に育てられたプラムが、丁寧な工程を経てクラフトビールになっていく流れを実際に体験することで、ものづくりの面白さと、地域資源が持つ大きな可能性を感じることができました。

ビールが完成したら、東金市などのイベントで限定販売する予定です(以下のイベント出店予定をご参照ください)。ラベルデザインや商品の紹介などにも学生が主体的に取り組んでいます。

仕込みの様子

一番搾りの麦汁

<学生の声>
私は今回、麦芽と水を混ぜ合わせて酵母の餌となる<糖化>の工程を体験させていただきました。混ぜるだけの作業だと甘く見ていたのですが、実際には重い麦袋を自力で担いで投入し混ぜる必要があり、予想以上の力仕事でした。しかし、私たちのビールのはじめの一歩を自分の手で創り出せた実感があり嬉しかったです。また、ビール造りの最初の工程に関わることは、人生の中でもなかなか経験できない、貴重な機会でした。

これまでの活動では話し合いや企画が中心で、ビールそのものに触れる機会はほとんどありませんでしたが、今回実際に醸造の工程に関わったことで、自分たちが本当に「新しい商品を生み出している」のだと改めて実感しました。この体験を通して得た思いを大切にしながら、これからもチーム一丸となって、より多くの方の手に取っていただけるようなビールを目指すと同時に、私たちの想いがしっかりと届くように活動を続けていきたいです。
3年生 金子裕人

真剣な表情で作業説明を聞く金子さん(中央)

仕込みの合間にもラベルデザインについての協議が続きました

多くの方に手に取ってもらえるデザインにするためにとことん話し合いました

<イベント出店予定>
ロッテマリーンズの冠協賛試合「城西国際大学DAY」
日時:9月28日(日)14時~(なくなり次第終了)
場所:ZOZOマリンスタジアム 球場外周特設ブース

オクトーバーフェスト(東金商店街連合協働組合 主催)
日時:10月25日(土)17時~(なくなり次第終了)
場所:東金市商店街旧道周辺
*その他、東金市内の取り扱い店舗などで限定販売

ぜひ私たちが大切に醸造したビールを召し上がってください!

今後も観光学部では、地域資源を活かした教育・研究活動を通して、学生の創造力と実践力の育成を目指します。
 

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