留学
2024.11.12
カナダのアルバータ大学に短期留学をしていた山田さんから、留学報告が届きました!
私はカナダのアルバータ州エドモントンに2024年8月31日から9月29日の約1ヶ月間行ってきました。この時期のカナダは日本とは違い朝は0℃まで冷え昼は20℃まで上がり寒暖差が大きかったです。また日の入りが20:30ととても遅く、日照時間がとても長いサマータイム中でした。カナダはオーロラが有名で11月ごろから見え始めるといわれていますが留学中に一晩だけ運良く見ることができました。
私はアルバータ大学(University of Alberta)のCommunication Skills for Global Citizenship(CSGC)というプログラムに参加してきました。CSGCはアルバータ大学のEnglish Language Schoolが企画しているプログラムで、あらゆる国の英語学習者を対象としているものです。今回のCSGCは日本人と数人の韓国人がメンバーでした。まず、CSGCの申し込み時にはTOEICとDuolingo English Testの結果を提出しそのスコアでクラスが決まります。A~Eクラスの5クラスがあり、私はCクラスに所属しました。CSGCの授業は平日毎日8:30から12:30まであり、英語でのコミュニケーションの練習として、毎日のプレゼンテーション・質疑応答、グループディスカッションや、校内を回り現地の学生や市民の方などへのインタビューをしました。また、カナダの地理、歴史、文化、生活なども詳しく学びました。クラスでは英語以外を話すことが禁止されていたため、その効果もあり、英語のスキルアップも大きかったと考えます。また私はカナダについて誰よりも興味を持っているという自信があったので、授業はとても楽しく、良い学びになりました。しかし、かなりの量の課題が毎日あり、少しきつく感じることもありました。
授業以外の午後の時間は、ランチタイムの後、English Language School企画のイベントに参加しました。それにはエドモントンの有名な観光スポットや重要な建物の訪問、アルバータ大学のアイスホッケー部の試合観戦、アルバータ大学の学生ボランティアと会話するConversation Clubなどがありました。また、かなりの頻度でパーティーが開かれており、それにも積極的に参加するようにしていました。それらのイベントがないときは、バスケサークル、ボードゲームサークルやカーリング部などの学内の様々なコミュニティに参加したり、クラスの友達や現地で作った友達と一緒に飲食店やショッピングモールに行ったりしました。2週目の週末にはロッキー山脈への旅行がありました、最初の予定では2泊3日の旅程でしたが、周辺の山火事の影響により直前に日帰り旅行に変更になり少し残念でしたが、カナダらしい大自然を体験することができました。
カナダでの生活はホームステイをしていました。犬を1匹飼っていて、夜にホストマザーと散歩していました。また、ルームメイトは同じCSGCの学生と、アルバータ大学に長期留学しているフランス人の2人でした。私のホストファミリーは生活に関してはあまり厳しくなく、日本との生活とのギャップはあまり感じませんでした。また、食事も初日に苦手な食べ物を伝えただけで、カナダの食事が合わないという問題はありませんでした。週末には様々な場所に連れてってもらいました。特に、カルガリーに泊まりで連れて行ってもらったことがとても楽しく印象に残っています。私たちはお互い、本当の家族のような感じでした。
私は、まったく新しい環境で勉強や生活をするにあたって、出発する前は不安や心配もありましたが、到着してからは1か月しかないから心配している暇なんてないと考え、初日から多くの人に声をかけ、関わってきました。何度か多文化社会であるカナダ特有の英語のアクセントの違いにも直面したりすることもありました。自分の良いとは言えない英語力で、何度も聞き返したり、言い直したりもしました。しかし、カナダの人は本当にみんな優しくて、ホストファミリー、地域の人々、お店の店員さん、アルバータ大学の学生や教職員の方など、関わってきた全員が自分の英語への学びに積極的に協力してくれて、何度も背中を押してもらいました。ほぼ毎日通っていたTimmiesの店員さんは私の名前と顔を覚えてくれて、毎回英語のアクセントや使い方を注意してくれたり、褒めたりしてくれました。彼らのおかげでこの1か月はとても充実したものになり、英語力もまだ十分ではないですが伸びたと確信しています。1か月は自分にとって短すぎましたが、この1か月でもっとアルバータ大学で学びたいという目標とそれに対する自分の英語学習へのモチベーションができました。