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【官学連携・社会実装アクション】学生プロジェクトチームが、こども家庭庁を訪問。藤原朋子官房長と政策対話

映像芸術コース

2026.06.24

城西国際大学メディア学部・大学院ビジネスデザイン研究科の合同プロジェクトチームは、2026年6月23日(火)、こども家庭庁を訪問し、藤原朋子官房長と多世代交流型のサードプレイス設計アイディアにつき、政策対話を行いました。

前列左:藤原朋子こども家庭庁官房長。前列中は、引率の大江宏子教授

執務室に招き入れられた学生たちは、現在チームで研究中の新概念『センサリー・リンケージ』による多世代共生型のサードプレイス設計について説明し、藤原官房長からは、最新の政策動向、特に、学生チームとの共通の話題、若年層政策の推進や日中韓の連携の重要性について、活発な討議を行いました。

本訪問は、これまで大江研究室が推進してきたアナログとデジタルを融合させた多世代共創プログラムの実践を通じて蓄積してきた知見をベースに、次世代を担う若者や子どもたちに焦点を当てた包括的・総合的な都市のあり方、豊かな「サードプレイス(家庭や学校以外の第3の居場所)」のあり方について、次世代型の政策介入に関するアイディアを紹介し、ご指導を仰ぐために実施したものです。

当日は、国家の政策立案責任者の方から直接貴重なお話を伺い、討議を行うことにより、学生たちにとって大変有意義な機会となりました。

本プロジェクトが目指す3つのアプローチ

1. 学術を現場へつなぐ、大学発の「リアル・アクション」
本学は、理論の構築にとどまらず、社会のリアルな課題に真摯に向き合う「知行合一」の精神を大切にしています。今回のこども家庭庁への訪問は、学生や院生たちが日々研究を重ねてきたみずみずしい知恵や知覚的なアプローチを、実社会に開かれた温かい循環を生み出すための貴重な学びの場となりました。

2. 地域の「記憶(ナラティブ)」を呼び覚まし、多世代を繋ぐ触媒へ
私たちは、一過性の福祉やアートの枠組みを超え、地域に眠る個人の記憶や生活史(ナラティブ)を丁寧に抽出し、多世代を繋ぐ温かい触媒として再定義する活動を行っています。その具体策として、高齢者が持つ地域の歴史的記憶を学生がアーカイブ化し、かるた等を通じて自然な歩行意欲を誘発する独自のプログラム『ナッジかるた』などのプロトタイプを構築。これからの日本を支える子どもたちや若者、そして高齢者層が、世代を超えて日常の中で「物語」を通じて自然に交流し、孤立から守られる包括的な居場所の仕組みとして社会へ還元することを目指しています。  

3. 新概念『センサリー・リンケージ』による、温もりのある都市空間デザイン
私たちが提示したのは、これまでの情報アクセシビリティや行動科学(ナッジ)モデルの学びの土台の上に、人々の五感や心の共鳴を融合させ、感覚の制限を「より豊かな共感とつながり」へと変形(トランスフォーム)させていく新概念『センサリー・リンケージ(Sensory Linkage)』の展望です。これは単に特定の誰かを支援するアプローチではなく、テクノロジーを人の温もりに溶け込ませることで、子どもから高齢者まで、すべての人々の心の繋がりをアップデートする「次世代の都市空間・イノベーション」の提示です。

こども家庭庁との討議を通じて、最先端のビジネスデザインアイディアを、インクルーシブ政策へと接続する可能性と意義について、大変有意義な勉強の機会となりました。

藤原朋子官房長、ありがとうございました