城西国際大学 理学療法学科では、スポーツ、理学療法教育、AI・デジタル技術など、幅広い領域で理学療法に関する研究に取り組んでいます。
2025年11月、山梨県甲府市で開催された第44回関東甲信越ブロック理学療法士学会において、本学理学療法学科の教員3名が研究成果を発表しました。
今回発表した研究テーマは、スポーツ選手の着地動作、理学療法学生の臨床実習教育、AIを用いた住宅環境の転倒リスク評価と多岐にわたります。
スポーツバイオメカニクス|片脚着地時の衝撃と身体機能を研究
栗原 靖 教授
「片脚着地動作の衝撃負荷指標に関連する身体機能因子の検証」
スポーツでは、ジャンプ後の着地などで身体に大きな衝撃が加わります。
本研究では、片脚着地時に生じる衝撃負荷と、身体機能との関連について検討しました。
スポーツ傷害の予防や、選手の身体機能評価、コンディショニングを考えるうえで、着地動作を客観的に分析することは重要です。
城西国際大学理学療法学科では、スポーツ現場での実践活動に加えて、身体運動や着地動作を科学的に分析するスポーツ理学療法・バイオメカニクス研究にも取り組んでいます。
理学療法教育|実習施設の違いが学生の職業理解に与える影響を研究
大杉 紘徳 准教授
「見学実習施設の違いが学生の理学療法士像に与える影響」
理学療法士を目指す学生にとって、医療・福祉現場を実際に見学する臨床実習は、専門職への理解を深める重要な機会です。
本研究では、見学実習を行う施設の違いによって、学生が持つ「理学療法士像」にどのような違いが生じるのかを検討しました。
城西国際大学理学療法学科では、理学療法そのものの研究だけでなく、学生がどのように専門職として成長するのかという理学療法教育についても研究対象としています。
教育方法について研究し、その成果を学生教育へ還元することも、理学療法士養成における重要な取り組みです。
AI・地域リハビリテーション|住宅写真から転倒リスクを検出
桑江 豊 准教授
「大規模言語モデルを用いた住宅環境における転倒リスク要因検出の実現可能性」
高齢者の転倒予防では、身体機能だけでなく、段差や床面、家具配置などの住宅環境を評価することも重要です。
本研究では、大規模言語モデルを用いて、住宅環境を撮影した画像から転倒リスクにつながる要因を検出できる可能性について検討しました。
AIを専門職の代わりとして使用するのではなく、理学療法士による評価や臨床判断を補助する技術としてどのように活用できるかを検討する研究です。
城西国際大学理学療法学科では、従来の理学療法に加えて、AI・ICTなどのデジタル技術を理学療法の評価や教育へ活用する研究にも取り組んでいます。
スポーツ・教育・AIまで広がる理学療法研究
理学療法の研究対象は、患者の治療方法だけではありません。
スポーツ選手の動作、高齢者の生活環境、学生の学び方、新しいデジタル技術など、「人の身体・生活・教育」を幅広く科学的に検証することも理学療法研究の一部です。
今回、同じ学会で発表された3つの研究は、
スポーツ・バイオメカニクス
理学療法教育
AI・地域リハビリテーション
という異なる研究領域を扱っています。
城西国際大学理学療法学科の研究・卒業研究
城西国際大学理学療法学科では、教員がそれぞれの専門領域で研究活動を行い、その知見を講義・実習・学生指導へ還元しています。
学生も、卒業研究などを通して、スポーツ、身体運動、地域リハビリテーション、高齢者、AI・ICT、理学療法教育など、教員の専門性と関連したテーマについて研究方法を学ぶ機会があります。
単に既存の知識を学ぶだけでなく、「なぜこの現象が起こるのか」「より良い評価や支援方法は何か」という疑問を研究によって検証することも、本学科における理学療法教育の特徴の一つです。
今後も城西国際大学理学療法学科では、臨床・スポーツ・地域・教育・デジタル技術など、多様な領域における研究を進め、その成果を学生教育や理学療法の実践へつなげていきます。
栗原 靖 教授(スポーツ分野)
片脚着地動作の衝撃負荷指標に関連する身体機能因子の検証
大杉 紘徳 准教授(教育分野)
見学実習施設の違いが学生の理学療法士像に与える影響
桑江 豊 准教授(AI・画像解析分野)
大規模言語モデルを用いた住宅環境における転倒リスク要因検出の実現可能性
高校生の皆さんへ
今回発表した「スポーツ」「教育」「AI」などのテーマは、皆さんの卒業研究でも取り組むことができます。
興味のある分野を、城西国際大学で私たちと一緒に深く学んでみませんか?
城西国際大学健康科学部理学療法学科