プロジェクト
2025.07.25
③ 東金市内の農園でプラムを収穫しました。
私たちのオリジナルクラフトビールは、知る人ぞ知る東金の特産品であるプラムを使ったプラムのビールに決定しました。東金市の丘山地区では、東金プラム組合の農家さんたちが丹精込めて育てた高品質なプラムが栽培されており、毎年初夏には道の駅や直売所で売り切れるほどの人気です。今回は、糖度が高く濃厚な甘みのあるサマーエンジェルという品種を使うことになりました。
現在「観光プロジェクトB」の授業では、このプラムビールの認知拡大を目的としたプロモーション施策や、いかに地域の観光資源に育てていくか、などについての白熱した議論が毎回展開されています。ラベルのデザインも徐々に形になりつつあります。
先日、東金プラム組合の安井さんの農園にお邪魔し、クラフトビールの副原料となるプラムの収穫をしました。農園ではちょうど熟した美しいプラムがたわわに実っており、Productチームが収穫をおこない、Promotionチームがその様子をSNSなどの広報用に撮影しました。また、今回プラムを提供してくださる安井さんにもインタビューをおこないました。知られざる東金のプラム栽培の歴史や、プラムを地域の誇りとして大切に育てる熱い思いなど貴重なお話をうかがうことができました。
安井さんのご指導の下、収穫しました
瑞々しいプラムの実
学生の声を紹介します。
安井農園を訪問し、プラムが育つ環境を見学し、収穫作業を体験しました。安井さんからは「子供のように手をかけて育てている」とのお話があり、果実一つひとつに込められた愛情や思いを強く感じました。その熱意に応えられるようなビールをつくりたいという気持ちが一層強まりました。
今回使用する「サマーエンジェル」という品種ならではの魅力を活かし、プラムの美味しさをより多くの人に知ってもらえるようなビールを目指していきたいです。(4年生 喜屋武 杏琳)
インタビューする喜屋武さん
プラム農家さんを訪問しました。天候が悪いなかでの訪問だったため、広報としていつも以上に画角にこだわりました。足場も悪く、どこからカメラを構えれば、プラムの魅力が伝わるか、安井さんへの取材内容がわかりやすいか気を配りながらの取材でした。木が高くまで成長しないように金網が張ってあったため、理想の場所からの取材が難しく、常に屈んだ状態でした。そんななかでも、人物とプラムがよく写る場所を探し、金網が被らないように自分がさらに屈んで取材しました。
SNSでは、今回の訪問で取材したプラムの魅力を中心に発信したいと考えています。訪問した学生のほとんどは、プラムをあまり食べたことがありませんでした。東金でプラムが作られていることや、プラムがどのように作られているのかを発信しプラムのことをもっと知ってもらいたいです。開発中のプラムとクラフトビールの組み合わせにも、興味をもってもらえたらいいなと考えています。(4年生 田鎖 彩水香)
田鎖さんがプラムを収穫する様子
収穫の様子
安井さん、お世話になりました
来週はいよいよ、祭醸造でクラフトビールの仕込みをおこないます。甘酸っぱいプラムが香る、魅惑的なビールになると期待しています。