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山武市の魅力を留学生が体験 高校生が企画したバスツアーに15名が参加

ニュース

2023.07.20

有野実苑でブルーベリー狩りを楽しむ留学生

畳の上に手作りのかるたを並べて、留学生に遊び方を教える東金商業高校生(右から2人目)

千葉県北東部に位置する山武市の魅力を発信しようと、千葉県立東金商業高等学校(東金市)の3年生4名が外国人観光客向けバスツアーを企画し、7月17日に実施されました。本学から、中国やカナダ、スペイン等7か国から留学中の15名が参加しました。

「山武市の食の歴史を学ぶ」をテーマとしたこのツアーは、同市が2020年の「市町村別魅力度ランキング」で最下位になったことから、「山武の魅力を何とか伝えたい」と同市出身の生徒が中心となって企画しました。6月には観光学部で学ぶ留学生や教員が生徒と一緒に山武市内の施設を巡り、プログラムの内容について外国人の視点でアドバイスしました。4名の生徒は、やさしい日本語に加え英語でもガイドができるよう練習に励み、当日を迎えました。

本学の千葉東金キャンパスを出発したバスは、一路山武市へ。江戸時代からしょうゆを製造している「大髙醤油」で製造工程を学んだあとは、キャンプ場や農園、レストランを併設した施設「有野実苑」に移動し、かぼちゃの収穫とブルーベリー狩りを行いました。また明治時代から続く蔵元で、年間10万人もの観光客が見学等に訪れる「守屋酒造」では仕込み蔵を見学し、小説「野菊の墓」で知られる作家で歌人の伊藤左千夫の生家では、かるたや折り紙体験をしました。

かるたは生徒が手作りしたもので、この日のツアー内容を振り返る内容となっています。参加した留学生たちは一日を思い出しつつ日本の伝承遊びに触れ、拍手したり歓声を上げたりしながら、楽しんでいました。

伊藤左千夫の生家で、山武市のマスコットキャラクターSUNムシくん(中央左)、むーちゃん(同右)と記念撮影