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祭りを記録し、伝える~域学共創プロジェクトH 活動報告②~

域学共創

2026.10.28

全学共通基盤科目「域学共創プロジェクトH」では、「神社」×「地域」×「お祭り」をキーワードに、東金市の日吉神社連合祭典を舞台として、地域に受け継がれてきた文化の価値を発掘し、発信する活動に取り組んでいます。今回は、9月の国立歴史民俗博物館の見学、2026年10月3日(土)・4日(日)の日吉神社連合祭典への参加、そして私たちが企画したフォトコンテストについて進捗報告します。

国立歴史民俗博物館を見学

2026年9月2日(水)、千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館を訪れました。テーマは「歴史・文化の継承について考える」。祭りや年中行事などの文化が、地域の中でどのように受け継がれ、また記録されてきたのかを学びました。展示の見学に加えて、近世の寺子屋 (手習い塾) を再現したコーナーで「手習い」も体験しました。

祭りの現場に入る前に、文化を「残す」「伝える」という博物館の役割に触れたことは、私たちが連合祭典に参加するうえで大変参考になりました。

参加学生の感想

国際人文学部 国際文化学科4年 カ セイギョウ
伝統文化を後世に伝えるには、形を残して展示するだけでなく、その背景や意味を理解してもらうことも大切だと感じました。「保存」と「伝承」は同じではなく、次の世代に価値をどう伝えるかが重要だと考えました。

国際人文学部 国際文化学科3年 長峰 賢太郎
継承は言葉だけでなく、関係する物や記録 (現代なら写真など) を保存・管理することで、他の人に興味を持ってもらえると感じました。未来で「そんな歴史があったんだ」と認知してもらうことが重要だと実感しました。

国際人文学部 国際文化学科1年 下村 小虎
遥か昔から今にまで繋がる人間の生き方、生活様式が記されており、誰が見てもわかるような展示品も数多く、大いなる充実感が得られました。目まぐるしく移ろう時代の変遷を辿る中で得られた物は多かったです。

日吉神社連合祭典に参加

2026年10月3日(土)・4日(日)、いよいよ令和8年日吉神社連合祭典 (祭暦363年) に参加しました。1日目は、押堀区の皆様のご厚意により、おそろいのTシャツをお借りして、屋形 (山車) の曳き手として巡行に加わりました。屋形を曳きながら地区内を進み、夕方には各地区の山車・屋形が集結する大豆谷 (厳島神社) へ。集まった多くの見物客にうちわとチラシを配り、フォトコンテストをPRしました。夜には提灯交換の儀を見学しました。

 
 


2日目は、火正神社前 (上宿地区) に集合し、全長約1kmにおよぶ巡行の隊列に同行しました。学生一人ひとりが1~2地区を担当し、各地区の山車や担い手の皆さんの姿を記録撮影しました。サンピア前での各地区の山車が一堂に揃う姿は圧巻でした。また、フォトコンテストを市民の方々にPRする時間も頂戴し、学生から今回のフォトコンテストの趣旨説明とうちわの配布を実施しました。そして押堀地区での提灯返しの儀まで、約10時間にわたって祭りを見届けました。

 
 
 


前期に学んだ「伝統を未来へつなぐ」ための工夫や担い手の確保という課題を、地域の方々と同じ目線で祭りに加わることで、身をもって実感する二日間となりました。

参加学生の感想

経営情報学部 総合経営学科3年 イン チェンカイ
初めて日本の地域のお祭りに参加し、300年以上続く伝統は、神社だけでなく地域の一人一人によって守られているのだと感じました。若い世代が山車を動かし、お囃子を演奏する姿に、伝統が次の世代へ受け継がれていることを実感しました。一方で、祭り特有の言葉や当日の流れは分かりにくい部分もあり、多言語案内があれば、外国人や地域外の若い世代にも魅力を伝えられると思います。

国際人文学部 国際文化学科3年 木下 璃子
地域の歴史や文化は、地域の方々の協力によって長い間受け継がれてきたものだと感じました。ビラ配りでは、フォトコンテストに興味を示さない若い世代の方もおり、祭りの歴史や文化への関心には差があると気づきました。2年後の次期開催に向けて、Instagramでの発信や地域の若い世代との交流を充実させ、大学生ならではの視点で地域文化の継承に貢献していきたいです。

観光学部 観光学科1年 近藤 歩
伝統を次世代へ継承するには、形を守るだけでなく、若い世代が親しみを持って関われる「きっかけ」作りが不可欠だと気づきました。祭りの歴史的背景や各町内の山車の見どころを解説したポスターやデジタルマップがあれば、来場者の理解も深まると思います。2年後の開催に向けて、SNSでの多言語発信など若者や留学生の視点を生かし、伝統を次代へつなぐ架け橋になりたいです。

今後の取組

今後は、フォトコンテストの審査・表彰と応募作品を生かした写真展、祭りの様子を伝える動画の制作を進め、大学祭や年明けの報告会で成果を報告します。祭りが終わったあとも、SNSでの発信を続けていきます。博物館で学び、祭りの現場で地域の皆さんとともに汗を流し、その魅力を写真で伝える。これまでの活動を通して、伝統を「守る」だけでなく、「記録し、伝え、関わる人を増やす」ことも、文化を未来へつなぐ大切な方法であると学びました。

謝辞

本プロジェクトの実施にあたり、東金日吉神社、ならびに日吉神社連合祭典にかかる各区の皆様には、事前の訪問から祭典当日に至るまで温かく迎え入れていただき、多大なるご協力を賜りました。祭りの歴史や担い手の思いを学生に惜しみなく伝えてくださったことに、この場を借りて心より感謝申し上げます。

【作品募集中】締切は10月31日(土)!

なお、日吉神社連合祭典フォトコンテストは現在も作品を募集しています!祭りの熱気や担い手の皆さんの姿、心に残った一瞬など、皆さんが撮影した日吉神社連合祭典の写真をぜひお寄せください。応募締切は10月31日(土)、応募方法は以下のHPをご覧ください。たくさんのご応募をお待ちしています。
日吉神社連合祭典フォトコンテスト

 

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