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ハンガリー研修(4年生)17日目

ハンガリー研修

2022.09.02

学生リポート

9/2(17日目)

腹部の救急

本日はセンメルワイス大学の消化器外科で、講義を受け、手術現場に立ち会いをしました。
講義では、腹部の救急医療について学んだ。CTやMRIはレントゲンに比べ、病変が良く見えるが、検査に時間と費用がかかることを知った。
内視鏡検査は、病気の発見や特定のためだけでなく、そのまま処置することもできると学んだ。

腹部救急ICU患者には多くのラインがあった。動脈に入るライン、中心静脈に入るライン、栄養剤のためのライン、ドレナージのためのラインなど、それぞれの役割と挿入部位を確認できた。ドレナージの持続低圧吸引ポンプを実際に使っている患者さんもいて、興味深かった。講義をしてくださった先生は、看護師の大切さを伝えてくださった。言葉が通じなくても、怖がらずに患者とコミュニケーションをとってほしいと教えていただいた。日本に戻って、日本人の患者を相手にする際も、認知症や意思疎通が難しい人はコミュニケーションが難しく感じられるが、言語が伝わらない患者さんとコミュニケーションするように、伝える姿勢を大切にしたいと思った。

消化器系の手術室では、同時に2つの手術が行われていて、私は腸の癒着した部分を切り取る手術を見学していた。モニタリングや挿入チューブ、麻酔薬のお話を聞きながら見学させていただいた。術中は明るい音楽が流れていた。中にはハンガリーで医学部に通う日本の学生が見学をしていた。麻酔科医の方に、外国の方が一緒に働くことは多いかと質問すると、あまりいないとおっしゃっていた。言語の壁がやはり難しいのだと感じた。もっと語学力をつけて、学べることを増やして行きたいと思った。

看護学生は、日本で手術室に入り、見学できる機会はほとんどないので、貴重な体験となった。

Moeka, Rinka, Marina, Misaki

消化器外科の講義

消化器外科の講義

手術室見学後

手術室見学後