2022年に城西国際大学は創立30周年、福祉総合学研究科は20周年を迎えました。これまで200名を超える修了生を輩出し、国内外で福祉社会の創造に活躍していることは私たちの誇りです。

今日の社会は、少子高齢化、グローバル化、情報化の進展とともに、環境問題などにより福祉ニーズが個別化・多様化・複雑化しているといえます。また、すべての人が地域の中で尊厳をもちその人らしく自律した生活が送れるための社会づくり、福祉文化を創造していくことが求められています。

福祉総合学研究科では、社会に求められる倫理感や研究能力を修得し、誰もが心身ともに豊かに生活できる福祉社会の創造と実現に貢献し、グローバルな視野と深い学識をもって福祉社会の課題に学際的に取り組む、また、地域におけるさまざまな福祉の充実のためにリーダー的な役割を果たすことのできる高度専門職および研究·教育者の養成を目指しています。

より良い福祉社会を築くため、学内はもとより地域社会で、世界に拡がっているＪＩＵのネットワークを駆使して学ぶことにより、これからも日本や世界で活躍できる人材を育ててまいります。

福祉総合学研究科長　清水　正美