看護学部看護学科、福祉総合学部理学療法学科・福祉総合学科は、近年の保健・医療・福祉分野におけるチームアプローチの重要性に着目して、1つの新学部「健康科学部」として新たな一歩を踏み出します。
かつての医療では、治療こそが疾病の解決法でした。しかし現代の疾病構造の大半は慢性疾患であり、わが国の健康課題は、従来の医学のモデルや、単一の専門分野だけでは対応できないものになっています。これからの保健・医療・福祉職は、疾病の治療だけではなく、対象者の生涯にわたる健康ケアに対して、多面的な視野を持ち、予防・健康支援という視点からのアプローチが必要となります。
これらの社会要請に応えるため、これまでの縦割り型の保健・医療・福祉教育のあり方を発展仕様し、それぞれの分野の先端取組みを理解しながら健康全体を重層的にみわたし、チームアプローチを実践できる人材育成を目指します。
健康科学部は、国際的・地域的視点から保健・医療・福祉分野の問題に関する教育研究を通じて、その分野を横断し現代の健康問題に対応することができる総合的視野を持った人材を養成する。
看護学科は、人々の健康増進を目指した教育研究を通じて、学際的知見に裏付けられた新しい時代の看護を目指し、人間性豊かで多文化を理解し、くすりや福祉に明るく、探究心と倫理性を兼ね備えた看護職者を養成する。
理学療法学科は、国際的視野と科学的知見に基づき、理学療法学領域の教育研究を通じて、新たな時代の保健・医療・福祉に貢献し、専門職の学問的内容に見識を有する人材を養成する。
福祉総合学科は、持続可能な福祉社会の実現を目指して、国際的・地域的視点から社会福祉現象をめぐる理論的・実証的な教育研究を通じて、社会環境の変化に対応し、様々な問題の解決に貢献できる福祉人材を養成する。
「健康科学部教職課程設申請予定(2027年4月開設予定)」
*但し、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期等が変更となる可能性があります。
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