周 梓儀
中国出身
2023年4月入学
私は、大学時代に英語を専攻していましたが、社会の急速な発展を実感する中で、単一の専門知識だけでは不十分だと気付きました。国際的な競争環境に身を置くためには、より多くの知識と技能を習得し、多角的な視点を持つことが不可欠だと考えて、大学院へ進学することを決めました。
国際アドミニストレーション研究科では、四つの専門分野が選択可能で、自分の研究分野以外の科目も履修できます。また、先生たちは日本語と英語の二言語で授業を行っており、多くの先生が海外での留学や勤務経験を有しているため、教科書の枠に留まらず、実践的な知識と現場の経験を交えた講義が受けられる点に大きな魅力を感じております。実際のケーススタディを通じて学ぶ授業は、理解を深めるだけでなく、将来的に仕事に活かす上で役に立つと考えております。
論文のテーマは「中国政府の補助金がEV企業の財務パフォーマンスに与える影響」です。定量分析とデータの比較分析を用いて、政府の補助金が企業の売上高や営業利益などの指標にどのような影響を与えているかを明らかにしました。
私の指導教授は松本茂先生です。松本先生のゼミの雰囲気は非常に活発です。毎週のゼミでは、各自が自分の研究内容を発表し、メンバーたちから多くの助言やフィードバックを受けることで、活発な議論を展開しています。このプロセスの中で、自分の専門分野に留まらず、幅広い知識を吸収できるため、自分が積極的に関わっている実感を持つことができました。
将来的には、USCPAに合格し、日本企業で実務経験を積み大手コンサルティングファームで活躍することを目標としております。
学び続けることが、未来を切り開く鍵である。