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留学体験記(2022年度・アイルランド) 海外プログラム

2022年9月1日~2022年12月18日、JIUの海外協定校の1つ、アイルランド・リムリック大学に留学していた学生にインタビューしました。

2021年度入学生 平山 泰我さん 

 

大学等での講義・演習で学んだことについて、教えていただけますか。

リムリック大学で履修したのは、「General English Intensive」コースです。授業ではPre-IntermediateレベルからIntermediateレベルの教科書に沿って、英語4技能を英語ネイティブの先生に教わりました。その中でわからないところを積極的に英語で質問して、リスニング力とスピーキング力を伸ばそうと頑張りました。歌やゲームなどで英語を学ぶ機会も多く、帰国してからの大学生活や将来の教員生活での学習に生かせると思いました。さらに、週2日間、午後に2時間1コマの授業がありました。私を含めて3人の学生しか履修していなかったため、よりマンツーマンに近い講義を受けることができ、英語力が向上しました。

 
リムリック大学で日本語を学んでいる、バスケ仲間の学生(左)と
 

ホームステイ先での生活がどうだったか、教えていただけますか。

ホームステイで約4ヶ月過ごしました。私がお世話になったのは、ホストマザーが一人で暮らしている家でした。滞在先では一人一部屋のプライベートルームがあてがわれ、食事は共用のダイニングでとりました。滞在中にハウスメイトが何人も変わりましたが、みな英語を勉強していたので、英語でたっぷりと会話できました。とても楽しく、有意義に過ごせました。

私にとってアイルランドは、カルチャーショックを受けることもなく、過ごしやすい地域でした。気になった違いといえば、土足で家の中に入ることや、お風呂に湯船がなく、5~10分程度のシャワーで済ますことでした。寒い地域なのでシャワーだけでは体が温まらず、なかなか疲労感が抜けませんでした。食事については、野菜やお肉をふんだんに使った料理が多かったですが、日本に比べると少し薄味な気がしました。

 

留学生活を通して、どのように成長できたと思われますか。

リムリック大学のバスケットボールクラブのメンバーと(4番が平山さん)
 

リスニング力とスピーキング力が格段に上がりました。リムリック大学では、日本語を勉強している学生に日本語を教え、その代わりに英語を教えてもらうことができ、それがきっかけになって、アイルランドの学生たちとパーティをしたり、ご飯を食べたりと、交流する機会を多くもてました。また、バスケットボールクラブに入部し、日本人のいない環境で練習したり試合したりして、さらに英語を聴いて話す機会を増やせました。英語が話せれば世界が広がっていくという実感を得られたことも嬉しかったです。おかげで、大学の授業でも、リスニング小テストで満点を取ったり、良い成績評価をもらったりしました。

 
英語力の伸びと同じぐらい高いジャンプをする平山さん(右の4番)
 

アイルランドの方々は、人懐っこい傾向が強いです。一回仲良くなったら、週に何回も遊びや外食に誘われました。しかし、時間にはルーズだったので、はじめは戸惑いましたが、会う回数を重ねていくうちに自分の心の器が広くなり、適応できました。また、様々な宗教的問題を聞いた時に、日本人ももっと宗教について詳しくなるべきだと思えたのも、とてもよかったです。

 

留学中の体験は、今後の進路にどのように役に立つと思われますか。

私は卒業後、中学校英語教員になりたいと思い、教職課程を履修しています。日本人の英語力の低さが問題視されているなかで英語教員になるからには、質の高い英語力を生徒に身につけてもらいたいと思っています。

この留学を通して、海外の英語教員はどのように学生に教え、どのように接しているかに注目しました。英語4技能を満遍なく教えるとともに、歌やゲームを交えて、文法の復習、スペルや発音の確認、リスニングのスキルアップなどを効果的に行っていました。

帰国後の教職課程では、留学中に学びとった英語の学習方法をいかして、英語教員にふさわしい英語力を手に入れるとともに、学習指導案を書き、模擬授業を行うなどの実践を通して、英語を教えるスキルも身につけられると思っています。JIUではTOEIC IPを学内で受検できるため、早速受けようと思って勉強していますが、以前よりもずっと理解度が高くなったと自分でも驚き、英語力をもっともっと伸ばせる気がしています。JIUの留学制度を活用できて、本当によかったと思います。