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留学体験記(2022年度・台湾) 海外プログラム

2022年8月23日~2023年1月16日、JIUの海外協定校の1つ、台湾・淡江大学に留学していた学生にインタビューしました。

2020年度入学生 井口 夢花さん

 

印象に残っている授業は何ですか。

中国語の授業が1番印象に残っています。開講前に筆記とスピーキングのテストによるクラス分けを受けました。もし、そのクラスの難易度が自分に合っていなかったら、クラスを変更することができます。私は筆記とスピーキングのどちらの授業も中級を選択しました。

筆記の授業では、まず教科書にある単語を学び、その後文法問題を解きます。質問も気軽にすることができる雰囲気で、授業の進行度も生徒に合わせて進みます。課題はほぼ毎授業ごとに出て、教科書の文をまとめる・作文などがありました。

スピーキングの授業も、教科書の内容に沿って進められました。自分の考えをその場で中国語にして述べるなど、発言も求められることが多かったです。とてもアットホームな雰囲気なので、安心して話すことができました。課題は少なく、一学期で3回程度録音を提出するだけで済みました。

どちらの授業でも、教科書に載っている単語だけでなく、日常生活で役に立つ単語まで教えてくれます。単語を練習する時間を長く設けているので、毎授業ごとにたくさんの単語を覚えることができました。授業中に理解できなかったところは、先生に質問したりして、できるだけその場でなくすように心がけていました。

コロナの影響で、春学期はオンラインで授業を受けていましたが、オンラインでもやはり現地で授業を受けた方が吸収する力も違うと感じました。

左:授業で先生からいただいた春聯(旧正月に新年を祝うおめでたい文字を書いて飾っておくものです)
右:試験期間に配付された歐趴糖(全てのテストに合格できるようにとの願いが込められているそうです)
 

寮生活はいかがでしたか。

日本人2人、台湾人2人の合計4人部屋で暮らしていました。交換留学生の部屋はすべて5階にあり、どの部屋にも台湾人の1年生2人と出身国が同じ2人が割り振られていました。部屋の中は、一人一人のスペースがしっかり区切られて、専用の机・椅子・衣類棚・収納棚、それにロフト型のベッドが用意され、プライベートが確保されています。

授業が終わって帰ってきたら、勉強をしたり自分の時間を過ごしていました。授業の内容でわからないことがあったら、台湾人のルームメイトに聞くこともたくさんありました

特に印象に残っていることは、ルームメイトとピザパーティをしたり、揚げ物パーティをしたりしたことです。大学の近くにはたくさんの飲食店さんがあり、深夜まで営業しているところもたくさんあります。なので、テスト期間など深夜にお腹が空いた時にはルームメイトと一緒に食べに行くことも度々でした。授業で中国語を学ぶだけでなく、現地の友達と遊びながらコミュニケーションを取る方が、緊張せずに楽しく中国語を学べるので、圧倒的に中国語力が伸びると思いました。

ルー、メイトと深夜にテイクアウトした刀削麺
 

留学を通して、どのように成長できたと思いますか

留学当初は、中国語が自由に使いこなせずに、落胆することもありました。中国語の発音はとても難しいため、話を理解してもらうのに苦労する時もありました。中国語でコミュニケーションが取れないときは英語を話すので、留学前にもっと英語の勉強もしておけばよかったと後悔しました。

しかし、台湾人のルームメイトやクラスメイトたちは、たとえ私の中国語や英語が未熟だったとしても、決して怒ることも馬鹿にすることもなく、みんなとても親切に教えてくれました。知り合って間もない頃、友達の中国語を聞き取れず、笑ってごまかしてしまったことがあります。すると、その友達は「分からなかったら、分からないと言ってほしい」と言ってくれました。その日から私は、聞き取れなかったら正直に分からないと言って教えてもらい、訳を知らなかった単語は自分でもすぐに調べるということを心がけるようになりました。その結果、中国語力だけでなく、分からなくても積極的に人と関わり、自分の限界にチャレンジする力がついたと思います。

ルームメイトと日帰りで台中に遊びにいきました
 

留学生活を、これからどう活かしていきますか

帰国後は、中国語の検定を積極的に受検しています。また、台湾の友達とも連絡を取り合って中国語を使う機会を積極的に作るようにしています。卒業後は中国語が活かせる仕事に就きたいと思っています。留学生活ではチャレンジする力が身についたと思っているので、何事にもチャレンジし続けたいと思います。