卒業生紹介
2022.07.26
国際交流学科の卒業生の一人が、インド南部を拠点にインド=日本間の文化交流・教育・雇用を促すプロジェクトをサポートしています。
大竹 乃阿 さん(2022年3月卒業)は、現在、インド南部チェンナイを拠点とし、日印間の文化交流や教育、雇用をサポートするプロジェクトをお手伝いしています。国際開発・国際協力を専門とする川野 有佳 准教授が、日本に一時帰国している大竹さんに、現地での様子をお聞きしました。
―大竹さんは、1年生の頃からとても好奇心旺盛で、海外志向が強かったことをよく覚えています。そのことが、このプロジェクトへの参加に繋がったのですか?
はい。インドに行くのは初めてだったのですが、在学中より海外や異文化には大変興味があり、2年次に日本学生支援機構(JASSO)によるASEAN Young Women’s Leadership Programという留学プログラムにエントリーし、マレーシアとベトナムに半年ずつ留学していました。また、在学中は、国際開発・国際協力について学んでいたことや、日本語を副専攻としていたこともあり、いつかは海外で活躍したいと思っていたのですが、その夢が思いがけず早くに実現できました。
―卒業後、すぐに海外に行くことができたのは幸運でしたね。インドでは、どのようなことをしているのですか?
インド・チェンナイでは、教育、ビジネス、人的資源、農業やヨガなどを通して、インドと日本を繋ぐ活動をお手伝いしています。これまでインド各地を訪れて、数え切れないほど多くの異業種の人々と面談し、日本の良さについて広報してきました。この活動については、地元のテレビ局や新聞にも取り上げられ、私が「インドで何をしているのか」、また、「なぜインドの人々は日本で必要とされているのか」といった質問に答えてきました。これまで大学で培ってきた語学力やコミュニケーション能力を、日々フル活用しています。
まさに英語を実践的に使えているようですね。最後に、インドでの滞在を踏まえて、現地で感じたことなどを教えてください。
このプロジェクトに参加してみて、国際交流学科で経験した留学や研修、また授業やゼミでの学びが生きていると実感することが度々あります。また、異文化を楽しめるようになったことは、私自身の大きな成長だと思っています。インドと日本とでは、価値観が大きく異なり、驚くこともありますが、インドの人々が物事を非常に柔軟に捉える姿勢については、大変勉強になっています。一つひとつの問題の対処の仕方に、その柔軟性は生かされています。また、現地では、積極的に行動することの大切さを痛感しています。今後もさらに積極性を高めながら、グローバル・センスを磨いていきたいです。
国際交流学科での学びや経験が、見事に大竹さんの夢の実現に繋がり、さらに成長過程にあるようですね。今後のさらなるご活躍を期待しています。ありがとうございました。