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淡江大学(台湾)留学体験記 言語と文化をバランスよく学ぶ

留学

2023.05.26

淡江大学(台湾)での留学を終えた上野美波さんの留学体験記をお届けします!

大学での講義・演習について

私が一番印象に残っている授業は博物館の授業です。この授業は世界各国の美術館や博物館について学ぶ授業です。この授業は中国語で行われますが、スクリーンで写真や映像を流しながらなので、内容が理解しやすかったです。また、淡江大学内の博物館や、淡江大学の近くにあるマングローブの見学などにも行きました。私が特に印象に残っているのは、国立故宮博物院に行ったことです。世界四大博物館としても知られていて、歴史的な作品がたくさん展示されています。私自身いつか行ってみたいと思っていたので行くことができ、良い経験になりました。故宮博物院ではたくさんの作品が飾ってあり、歴史的な背景も感じることができました。その中でも「翠玉白菜」という有名な作品を実際に見ることができてとても感激しました。また、先生が解説をしてくれたので、よりわかりやすかったです。授業で学びながら、世界の博物館について学べて良かったです。

 

中国語の授業も印象的でした。週に4回スピーキングとライティングの授業がありました。事前にテストを行い、クラス分けをするので自分に合ったレベルの授業を選ぶことができます。中国語の授業は留学生が履修する授業なので様々な国の学生が多かったです。

 

博物館や中国語の授業を含め他の授業でも発表やプレゼンやグループワークが多かったです。最初は中国語で行うのにかなり苦労しましたが、現地の学生や先生、他の留学生が親身になって教えてくれるので、緊張しましたが楽しんで行うことができました。

 

授業で故宮博物院に行きました!

有名な「翠玉白菜」です!

寮生活について

寮は「松濤館」という女子寮だったので、男性は入れませんでした。また、学生証がないと寮に入ることができませんでした。警備をしている人がいるので、セキュリティーは非常にしっかりしている印象でした。学校内にある寮なので、空いてる時間や、授業がない時間は寮に帰って勉強したりすることが多かったです。

 

私の部屋は日本人2人と台湾人2人の4人部屋でした。部屋に何か問題がある際は寮の人に申請すれば部屋を変えることもできます。例えば、ルームメイトと仲が悪い、友達と同じ部屋が良いなどの理由でも変えることができました。私の部屋の台湾人はふたりとも日本語学科だったので、中国語を教えてもらったり、日本語や日本の文化を教えたりしました。中国語だけでなく、台湾の文化や歴史、マナーなどたくさんのことを教えてくれました。ルームメイトとはみんな仲が良く一緒に遊びに行ったり、パーティをしたり、ゲームをしたりしました。テスト期間中はみんなで深夜まで勉強したり、中国語のレポートや作文を確認してもらったりもしました。同じフロアの台湾人とも仲がよく、週末は一緒に出掛けてました。みんな日本に興味を持ってくれて、一緒に会話するのが楽しかったです。沢山のことを学べました。

 

ルームメイトとコストコに行った時の写真

台南へ行った時に撮った写真

留学を通して成長できたこと

台湾に着いたばかりの時は、現地の人の話すスピードが早すぎて全く理解することができませんでした。大学一年生から第二外国語で中国語を学んでいますが、意思疎通に非常に苦労しました。語学力がないと台湾で生活することができないので、現地の人が使う中国語をメモしたり、分からない単語はすぐ調べる、友達に聞くということを積極的に行いました。私が何度もわからないところを尋ねても嫌な顔せず、わかりやすく教えてくれました。また、発音や文法も間違っていたらすぐに言ってもらうようにしていました。分からないところを分からないままにしないように気をつけていました。そのおかげで語学力はもちろんですが、積極性やコツコツと継続する力がついたと思います。また様々な国の学生がいるので、文化や宗教的な観点などにおいて、日本人の価値観、常識が当たり前だとは思わず、受け入れることも異文化を理解する上で大切だと思いました。

留学経験を今後の大学生活や将来にどう活かしていきたいか

私は現在、ゼミで中国文化や言語について研究しています。台湾で学んできたことを生かし、研究に取り入れていきたいと思っています。また中国語検定やHSKに向けて勉強もしています。できるだけ中国語を忘れないように、台湾の友達と電話をしたり、チャットでやり取りを行なっています。また、中国のドラマを見たり、日々の生活に中国語を取り入れるようにしています。留学生活での経験を無駄にしないよう、今後の進路に生かしていきたいと思います。