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カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)留学レポート

留学

2024.03.06

カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)留学レポート 半年の留学を振り返って

アメリカのカリフォルニア大学リバーサイド校に交換留学生として半年の留学をしていた杉木ナコさんから、留学レポートが届きました!楽しかったことも苦しかったことも、多くの経験ができたそうです!

カリフォルニア大学リバーサイド校に留学する学生のためのExtention Centarでは、リスニング、スピーキング、ライティング、リーディングをバランスよく学ぶIntensive English、文法を学ぶGrammar、アメリカを中心に日本、中国、クウェートの歴史や文化を学ぶIntercultural Communicationの3つの授業で学びました。英語力のレベルによってクラス分けされるので自分に合ったレベルの少人数クラスで英語を学びました。日本との違いを感じたことは、先生方の評価の仕方の違いでした。アメリカでは日本とは違い、クラスに出席していても積極的に発言したりペアワークやグループワークに積極的に参加して意見を伝えたりしなければ、授業に出席しているとみなされません。そのため、他の国からの留学生達は授業中に積極的に発言する事に躊躇しないのに対し、これまでの長い学校生活の授業の中で積極的に発言をすることがあまりなかった私にとっては、一つの壁でした。この事を知ってからは、授業内で進んで教科書を読み上げたり、積極的に発言して参加意欲を評価してもらえるよう努力しました。これらの事はアメリカだけでなく日本での授業でも活かす事ができると感じました。

最も印象に残っている事はIntercultural Communication での活躍した偉人についての20分間のプレゼンテーションでした。今まで経験したプレゼンテーションは5分から10分間と比較的短く、英語での20分間のプレゼンテーションのプレゼンターになった経験は初めてだったので、人前で話す事への苦手意識や自分の英語力の自信のなさから留学生活の中で最も緊張した時間でした。プレゼンテーション中は足が震える程緊張しましたが、直前まで練習したことや友達からの温かい応援から無事にやり切る事ができたこの経験は今後の自信に繋がると思います。聞いてくれているクラスメイトや先生とアイコンタクトを取れなかったり、予定時間より早く終わってしまった反省点を活かし、今度はより良いプレゼンテーションに繋げられると良いと思います。3つの授業を通して英語だけでなく、アメリカやクラスメイトの出身国の文化やマナーを学んだり、自分の性格を英語で分析したり、英語での丁寧な表現を使ったお願いの仕方、リスニングのメモの取り方を学んだりなど、今後役に立つ事を沢山学ぶ事ができました。

授業外では日本とアメリカの文化やゲームを中心に学びながら活動するサクラ部や、メインキャンパスやスケートパークでスケートボードをするスケートクラブに参加しました。時にはサクラ部の学生とショッピングモールやROUND1に行くイベントに参加したり、ハロウィンにはスケートクラブのかぼちゃのカービングイベントに参加しました。これらの活動を通してクラスメイトだけでなくメインキャンパスの学生との繋がりを築き、休日にはショッピングモールやビーチなどに出かけたりと、授業外の沢山の学生と仲を深める事が出来ました。

留学生活で最も印象に残っている思い出はアメリカでの本格的なハロウィンを経験した事でした。ハロウィン当日は多くの学生が全身仮装して授業に参加した後、学校主催のハロウィンパーティーに参加しました。また、多くの家がイルミネーションやハロウィンの置物で家を装飾したり、ハロウィンのコスチュームや飾り専用のお店があったり、かぼちゃのカービングをしてジャックオランタンを作ったりと、日本では経験できなかった本格的なハロウィンを全力で楽しむ事が出来た事をとても嬉しく思います。他にもサンタモニカビーチでの人生の中で一番綺麗だった夕日を見た経験や、訪れる事が夢だったスケートボードの聖地のベニスビーチでのスケートボードを楽しんだ経験など、沢山のカリフォルニアでの貴重な経験をする事ができました。

楽しい思い出が沢山ある分、留学生活で苦労した事も沢山ありました。一つ目は円安による物価が高い事でした。元々物価が高いカリフォルニア州に円安の時期に留学する事はとても大変でした。水一つ買うことも、レストランで食事をする事も、全てにお金を沢山消費するので、学校がある日のお昼ご飯はなるべく家で準備して持っていったり、水も家で準備してから学校の給水機を利用し、なるべく出費を抑えるようにしていました。二つ目は、移動する事の大変さでした。アメリカは一つ一つの家も道路も全てが広く大きいので、近くのコンビニに行くだけでも歩いて30分の距離がある事が大変でした。公共交通機関も沢山本数があるわけではないのであまり便利ではなく、移動するには車が必要だと思う事が沢山ありホストファミリーの送り迎えをお願いしたりと車を運転できない私にとっては大変な点でした。三つ目は、留学生活において最も大切な英語力が足りない事でした。街中で声をかけられた際に聞き取れなかったり、自分の伝えたい事を英語で上手く伝えられなかったり、他の国から来ている学生が話す英語を聞き取れない事が、特に留学に来たばかりの頃は大変に思いました。ホストファミリーやクラスメイトと毎日コミュニケーションを取ったり、授業や映画から単語やイディオムを覚えたりしていくうちに、徐々に自分の伝えたい事をより詳しく伝え合えられたり、スムーズに会話が出来るようになった事は今の自信に繋がっていると感じます。

留学生活の中でハロウィンやクリスマス、サンクスギビングや誕生日パーティーなどの行事を参加したことや、他の国からの留学生と沢山交流したことで、アメリカやクウェート、中国など日本とは異なる様々な文化を知り、学ぶ事が出来ました。異なる文化や異なる宗教からなる価値観の違いや考え方の違いは実際にアメリカで過ごすまでは知らなかったので、おもしろいなと思いました。ホストファミリーやハウスメイトとは、ショッピングや外食、映画鑑賞をしたり、年越しイベントに行ったり、アメリカや日本、ホストマザーの出身国のブルガリアの文化の違いの話をしたり、時には私の母と電話を通して日本語と英語で会話を楽しんだりととても楽しく過ごす事ができました。半年間の留学生活を楽しく過ごす事ができたのは、ホストファミリーの日々の私への気遣いや優しさがあったためだと強く思い、感謝しています。

カリフォルニアで過ごした半年間のこれらの貴重な経験を決して無駄にしないために、留学をする事ができた全ての環境に感謝し、今後の活動や今後就く職業に活かしたいと考えます。この経験を活かして、異文化理解の教養があり英語を使って人の役に立てるような人になりたいと考えます。
 

 

 

サンタモニカビーチ

ベニスビーチスケートパーク