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日本語教育インターンシップ(ノルウェー)を実施しました

海外研修

2024.03.18

ノルウェー・オスロ大学で日本語教育インターンシップを実施しました

ノルウェーのオスロ大学で日本語教育インターンシップに参加している国際交流学科の保坂栞さんから活動報告が届きました!


2月12日から3月19日までの37日間、ノルウェーのオスロ大学にて日本語を教えるインターンシップに参加しています。これは、学生支援機構(JASSO)から助成金をいただき、「実践的日本語教員養成海外交流インターンシップ」プログラムとして実施されているものです。
このインターンシップでは、オスロ大学で日本語を専攻している学生さんたちの授業に参加させていただき、1週間に3~4回、会話・文法の練習を担当しています。授業外では、スピーチコンテストの練習や日本の政府奨学金に応募する際の面接指導、自習時間の会話パートナーとしても学生さんと関わっています。

普段の学生の立場からでは気がつくことができない教員になる上での「教員視点」の指導を、実際に教鞭に立たれている先生方からいただき、日々たくさんのことを学んでいます。

JIUで培った知識を使って実際に日本語を学んでいる日本語学習者の皆さんと日本語の練習をすると、日本人の学生同士では気がつくことのできない外国人ならではのエラーを見つけたり、母語話者が思いつかないような質問を受けたりすることがたくさんあります。どうしてそのような質問が出たりエラーが起こるのか、そしてそれをどうやって学生さんにとってわかりやすく説明するか、このようなことを考え、学生さんが嬉しそうに「先生、わかりました」といってくれた時はとても嬉しく、やりがいを感じます。「今まで学んできたことを実際にどうやって現場で、その時の学生さんに適応させていくのか」ということを経験できるのがこのインターンシップだと感じています。

ノルウェーはポーランドと比べると、人が少し日本人に似ています。少しシャイな人が多いので友達になるのには時間がかかりますが、優しさの平均値がとても高いと思います。街で困ったことがあれば、誰に聞いてもやっていることを一旦止めて私の話を聞き、情報を一緒に探したり、他の人に聞いてくれたり全力で助けてくれます。さらに、ほとんどの人が抵抗なく英語を話すことができるので、年代に関わらず英語でのコミュニケーションには全く問題がないです。日本語の授業でも、英語・ノルウェー語の両方が使われていて、日本語を含めて3つの言語が飛び交って一つの言語を練習するという状況です。

帰国してから逆カルチャーショック受けるのが楽しみです。

教壇実習の様子

ノルウェーの風景

オスロ大学の学生と①

オスロ大学の学生と②