留学
2024.05.07
韓国の建陽大学に留学していた小林美樹さんと畠山小菜美さんから、留学レポートが届きました!
私は韓国にある建陽大学校という大学で2023年8月24日から2024年1月22日までの約5か月間語学留学をしました。建陽大学校は大田広域市と論山市の2つの場所にキャンパスがあり、私は論山市のキャンパスの中にある語学堂に通っていました。
まず、8月29日にプレテストを行い、その実力に沿ってクラス分けが行われました。この語学堂は大きく分けて前期と後期があり、それに伴って2回クラス分けのテストが行われます。そのため私は後期のテストのみを受けました。その結果、5クラスある中の3番目のクラスに配属されました。8月30日から授業が始まり、3番目のクラスでは後期の前半は初級2からの勉強でした。初級2の教科書の内容としては1課に4つの文法と聞き取りが2つ、読み取りが2つ、書き取りが2つ、会話表現が2つあり、それが10課までありました。とくに初級2では会話をする場面で使う文法が多かったのでここで学んだらすぐ日常生活で使うようにしていました。そして初級2のテストでは1課から5課までで中間テスト、6課から10課までで期末テストという形で行われて9月27日に中間テスト、11月2日に期末テストがありました。初級2のテストはTOPIKⅠの試験を参考にして作られていたのですが、中間テストと期末テストの2回ともすべての科目で90点台を取ることができたので良かったです。11月13日から後期の後半が始まり、中級1の勉強に入りました。中級1は1課に4つの文法と聞き取りが1つ、読み取りが1つ、書き取りが1つ、会話表現が1つと初級2の時よりも少し減っていました。また、グラフ問題や聞き取り問題のスピードなど初級2と大幅に違っていました。そのため最初は中級1の勉強についていくことが大変でした。そのため毎日出される課題をしたり初めに配られる単語帳に書かれている単語を音読してミニテストをしたりなど日々テストの対策をしていました。中級1も初級2の時と同様に1課から5課までが中間テスト、6課から10課までが期末テストという形で行われて12月14日に中間テスト、1月17日に期末テストが行われました。中間テストは全体的に点数が下がってしまったのですが、期末テストでは中間テストよりも良い結果を残すことができたので良かったです。また、語学堂で行われるテストとは他に11月にTOPIKを受けました。今回初めてTOPIKⅡを受けたのですが、TOPIKⅠの時と比較してみてとても難しいと感じました。この試験で3級を取ることができたので次回は5級または6級を取りたいです。
また、語学堂の授業の中に校外学習もありました。1回目は論山市の中でチヂミ作りの体験やドラマの撮影地の見学をしました。2回目は扶余郡という場所で博物館や古墳、遺跡を巡り、初めて韓屋に泊まりました。3回目は群山市という場所で海や博物館に行きました。
そして週末にはソウルや大田広域市、全州市に遊びに行きました。大学からソウルまでは列車とタクシーを含めて約3時間かかるため頻繁にソウルに行くことはなかったのですが、地下鉄の費用がとても安いこともあり、ソウルの中を巡るときは地下鉄だけ利用して移動していました。しかし、ソウルまで行く費用が多くかかってしまうため距離が比較的に近く第三の都市と言われている大田広域市や韓屋村が有名な全州市に行っていました。
留学をした当初は韓国語を少しだけしか理解していなかったため韓国語が上手く聞き取れないことや韓国語が上手く話せないことに対して自分自身に苛立ちとてもストレスを感じていました。そのため買い物をする時や食堂やカフェなどで注文をする時など相手と会話をしなければならない状況になった時にはとくに言葉を交わすことに対して怖さがありました。しかし、語学堂で学んでいくうちに少しずつ自信を持つことができるようになり、今では会話することの怖さがなくなりました。そして留学に来た当初より積極的に話すことが増えて他の国の留学生と友達になることができました。様々なことを経験することができてとても充実した留学生活を送ることができました。この経験を生かして今後も韓国語の勉強を続けたいと思います。
私は韓国・論山にある建陽大学に5カ月間留学しました。留学前にTOPIKⅠをほぼ満点で合格していたため、日常会話はできるだろうと自信を持ちながら出国しました。しかし、韓国に到着した翌日に生活用品などの買い出しをしたのですが、店員さんの言っていることがほとんど聞き取れず悔しい思いをしました。
入国した4日後にクラス分けテストがあり、筆記試験と面接を受けました。クラスが5つに分かれているのですが、私は下から二番目の初級2のクラスになりました。私のクラスは年下の生徒が多く、にぎやかで楽しく勉強できそうだと感じました。授業の内容としては文法と単語を習得し、スピーキング、ライティング、リーディング、リスニングの練習をしました。序盤は第二外国語の授業で学んだ文法がほとんどだったため、いい復習になりました。教科書が10課まであり1課ごとに4つの文法を習得するので、後半の学期の文法も合わせると80個の文法を習得しました。初級2の試験ではもともと知っている文法もあったため高得点をとる自信がありました。中間試験と期末試験のどちらも100点を2つとり、それ以外も90点台で満足いく結果でした。
その後クラスが中級1のクラスに上がり、難易度が一気に高くなりました。初級2の時は授業内で覚えられていたので寝る前に軽く復習と予習をすれば問題なかったのですが、中級は授業内で完全に理解することが困難だったため、寮に帰ったら机と向き合う時間が増えるようになりました。私たちが留学に来た時期は「グローバルバディ」という韓国人のパートナーを作って交流する活動が残念ながらなかったため、韓国語でよくわからない部分があれば城西国際大学で知り合った韓国人の友人に教えてもらうこともありました。中級1では文法以外にグラフ問題や長文の作文も学ぶので、学習量が増え大変でしたが新しい分野を学べて楽しかったです。中級1での試験は初級2と比べてリスニングが20点ほど下がっていました。難易度が上がっているので前回より点数が下がることは覚悟していましたが、結果を見てショックを受けました。
また、終了式のクラス別優秀賞の表彰式で私が候補に入っていたそうで、中級1での結果がもう少し良かったら受賞できたと聞いてとても残念でした。留学中に一度TOPIKⅡを受験したのですが、TOPIK Ⅱにはグラフ問題と長文作文があります。TOPIK Ⅱを受けた当時はまだグラフ問題を学んでいなかったので合格できるか正直不安でした。しかし、他の科目が平均点を越えたおかげで3級合格することができました。合格はできましたが納得のいく結果を残せなかったので、日本でも韓国語の勉強は続けて、4月のTOPIK Ⅱを受験する予定です。
韓国に来てから生活に対して、勉強に対して不安なことがたくさんあり、担任の先生に何度か相談したことがあったのですが、忙しいにも関わらずとても親身になって相談を聞いてくださいました。また私は比較的静かな方なのですが、せっかく海外に来たのに何も行動しないで留学を終わらせたくなかったので、授業では積極的に行動し分かることは答えていました。最初は留学したら言語や人間関係などで精神的に病んでしまうかと思ったのですが、逆に前向きに考えられる性格になったと思います。
自分ではどれだけ韓国語の実力が上がったのかは試験の結果でしか分からなかったのですが、10月に家族が韓国まで会いに来てくれた時、私がレジや受付ですべて韓国語で受け答えしている姿を見て、母親が涙を流しながら「会わない間に話せるようになってて頼もしい」と言ってくれて、自分はちゃんと留学で成長できていたんだなと実感しました。
5カ月間の留学だったので上級まで勉強できなかったことは悔しいですが、日本にいた時よりも確実に韓国語の実力も上がり自信もつきました。また消極的でネガティブな性格もいい方向に変わったので留学して本当に良かったと改めて感じました。これから韓国語の勉強を継続するためにも、城西国際大学の韓国留学生と交流して韓国語を使っていきたいです。