教員活動
2025.05.01
2025年4月に国際交流学科に徐雪青教授が着任しました。
徐先生に自己紹介文を書いていただきました。
2001年に中国より来日し、城西国際大学大学院人文科学研究科にて修士課程および博士課程を修了し、2010年に比較文化の博士号を取得しました。中国・青島大学および日本経済大学にて教職を歴任し、2025年4月より母校である城西国際大学に着任しました。
専門はジェンダー研究、中国系アメリカ文学、食文化を中心とした多文化・多様性に関する領域です。特に、中国系アメリカ人女性作家による自伝的・フィクション作品を対象に、移民経験、世代間の葛藤、ジェンダーの交差性を分析し、作品に描かれる「食」の描写を通じて、記憶、アイデンティティ、文化継承のメカニズムを読み解いています。
研究方法としては、文学作品のテクスト分析に加え、フェミニズム批評、ポストコロニアル理論、文化研究の視点を取り入れ、文学と社会の関係性を多角的に考察しています。
これまでの教育経験を通じて、異なる文化的背景を持つ学生との対話を重ねながら、批判的思考力と異文化理解を育む教育実践を積み重ねてきました。特に、文学作品を媒介としたディスカッションを通じて、学生が自らの視点を深め、現代社会の諸課題に主体的に向き合う力を養うことに注力しています。