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ハンガリー研修 12日目

ハンガリー研修

2025.08.27

12日目:8月28日:プログラム:センメルワイス大学附属病院での研修 ― 呼吸困難時の初期対応とER(救急救命室)の見学

 今日は、センメルワイス大学附属病院で「呼吸が苦しくなったときの初期対応」について学びました。最初に現れるサインとしては、脈が速くなる、汗が出る、前かがみになって膝に手をついて呼吸をする姿勢になる、などがあります。さらに進むと、顔や唇が青紫になる(チアノーゼ)、意識がはっきりしなくなるなどの危険な状態に至ります。

 このとき一番大切なのは「気道を確保すること」です。体を少し起こす「ファウラー位」と呼ばれる姿勢の取り方や、初期対応の手順を学びました。また、症状によっては酸素を与えたり、気管支を広げる薬を使ったり、人工呼吸器で呼吸を助けたりする必要があることも知りました。特にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)では息を吐くのが難しく、それが呼吸困難につながることを理解しました。さらに、鼻にチューブを入れる「鼻カニューレ」、顔にあてる「酸素マスク」、口や鼻に入れて呼吸を助ける器具(NPA、OPA、LMA、気管挿管チューブなど)の特徴や使い方についても学びました。

 午後はER(救急救命室)を見学しました。ここには救急車で運ばれる人だけでなく、自分で歩いて来る人も多くいます。まずは看護師が「トリアージ」という振り分けを行い、症状の重さに応じて1~5の番号をつけます。1は命の危険がありすぐ対応が必要、2は10分以内、3は30分以内、4は60分以内、5は120分以内に診察を受ける、といったルールがあることを学びました。限られた人員と時間の中で、効率よく患者さんを診るために、院内の部屋や動線が工夫されているのも印象的でした。

 夜にはゲレルトの丘に登り、ブダペストの美しい夜景を一望しました。街の明かりがドナウ川に映り、幻想的な雰囲気を楽しむことができました。

M.K
 

 

センメルワイス大学附属病院での講義

日中のゲレルトの丘

ゲレルトの丘からの夜景