JIU薬学生
2025.11.20
薬学部6年生 川久保莉花(製剤物性解析学研究室)さんが卒業研究として取り組んだ研究プロジェクトの成果が、国際学術誌Biological and Pharmaceutical Bulletinに掲載されました。
論文タイトル:
Catheter-Related Bloodstream Infection in Patients Receiving Vitamin-Enriched Peripheral Parenteral Nutrition: A Retrospective Cohort Study
Miura et al., Biol. Pharm. Bull., 48, 11, 1721–1726, 2025.
責任著者: 押坂勇志准教授(製剤物性解析学研究室)、杉林堅次副学長
共同研究機関: 帝京大学ちば総合医療センター薬剤部
本研究では、臨床現場で使用される末梢静脈栄養輸液(PPN)に含まれる複数のビタミンがカテーテル関連血流感染(CRBSIs)の発生と関連する可能性が示されました。末梢静脈栄養輸液の投与期間が2週間を超えると感染リスクが上昇する傾向も確認され、ビタミン含有輸液の長期使用する際の感染管理の重要性を示唆するものです。
研究を行った川久保さんは、「自分が関わった研究プロジェクトが、臨床現場で少しでも役立てられることを思うと、大変うれしく思います。」と嬉しそうに語っていました。
本論文はこちらから読むことができます。

掲載論文を手に笑顔の川久保さん