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地域共生の価値を学ぶ―鴨川市川代集落での稲作体験

NEWS

2025.08.11

全学共通基盤科目「域学共創プロジェクトE」の学外授業の一環として、千葉県鴨川市川代集落では毎年「稲作地域文化保存活動」が行われています。参加した学生たちは、田植えから稲刈り、収穫祭までの一連の農作業を体験し、地域共生社会の実現を目指す「川代棚田共育プロジェクト」に取り組んでいます。
この活動は、「陸の豊かさを守ろう」(SDGs15)、「住み続けられるまちづくりを」(SDGs11)、「すべての人に健康と福祉を」(SDGs3)にもつながる、実践的な学びの場です。

【田植えから始まる一年の学び】
今年は5月3日に田植えを実施しました。参加した学生からは、次のような声が寄せられています。
「農家の方の苦労を知り、普段の食事がよりありがたく感じられるようになった」
「農作業の大変さを実感し、食べ物への感謝が深まった」
「地域の方との会話を通して、農業と自然環境のつながりを学んだ」
「次は家族や友人を誘い、もっと多くの人にこの体験を共有したい」


事前学習で深める背景理解】
事前学習では、川代棚田のオーナー制度や田植えの工夫などについて調査を行いました。さらに髙橋淳一郎先生からは、「川代地域が棚田である理由」や「手作業で田植えや稲刈りを行う意義」といった問いが投げかけられ、学生たちは地域の歴史や環境保全の重要性を自主的に学びました。その知識は、実際の作業体験によって一層深まりました。


【共生を体感するフィールド】
田植えの活動には留学生や地域住民も参加し、国籍や世代を超えて協力する姿が見られました。学生たちは「共生の価値」を肌で感じ、助け合う姿勢を学び、「当たり前の日常は多くの人の努力によって支えられている」ということに気づきました。

【笑顔の学生たち】
今年も稲刈りや収穫祭などを通じて、農業体験と文化交流を継続していきます。「共に学び、共に育てる」――地域とともに成長するこの活動は、これからも広がり続けます。

川代集落の皆さま、貴重な農業体験、誠にありがとうございました。今年の稲作が豊かな実りとなることを心より願っております。また、稲刈り活動も楽しみにしております。


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