海外留学
2024.06.17
観光学部3年生の川村颯希です。私は現在、台湾の国立高雄餐旅大学に留学しています。昨年9月に台湾に来ましたが、時が経つのは早いもので今月に留学を終えて帰国します。ここでは、国立高雄餐旅大学での日々を振り返り、みなさんにご紹介したいと思います。
中国語の授業の様子
課外授業でバギーにも乗りました
私が台湾に留学しようと考えたのは、観光学部の「ホテル奨学生制度」を利用して1年生の時にホテルで働いた経験からでした。私が働いたホテルは成田空港に近く、多くの訪日外国人の方がいらっしゃいました。そこで先輩が中国語で接客しているのを見て、英語だけではなく、中国語も話せたら接客の幅が広がると考えました。私の中国語でもっとお客様に喜んでいただければとの思いから、台湾への留学を決めました。
国立高雄餐旅大学では応用日本語学科に所属しています。敬語やホテルの業務で使う中国語はもちろんのこと、台湾流のホスピタリティや、台湾と日本の文化の違いなどを学んでいます。日本のおもてなしといえば、笑顔でお礼や挨拶をし、愛想の良さが印象深いですが、規則の多いマニュアルを覚えてそれに沿ったサービスを提供することが求められるため、外国人からは、例外へ対応がよくないとか、柔軟性が低いとかと見られがちです。
一方台湾のおもてなしは、日本に比べると平均的に愛想はあまりよくありませんが、なにごとも臨機応変に対応してくるので、サービスのレベルは高いとされることが多いようです。街でもそのような台湾のおもてなしを随所に感じることができます。
大学の文化イベントの様子
学科ではカクテルの作り方も学びました
カジノについての演習授業もありました
台湾では大学の寮に住んでいます。たくさん友だちもできました。留学に来てすぐにバレーボール部に入りましたが、日本語が話せない学生ばかりなので、自分から積極的に中国語でコミュニケーションをとるよう心掛けました。そのおかげで、中国語が上達しました。
部活では、先発メンバーとして2度大会に出場しました。みんなで喜びあったり、励ましあったりと楽しい時間を共有することができたのは、一生の思い出です。
バレーボールの試合に出場しました
留学に行きたいけれど、なかなか踏み出せない方もいるのではないでしょうか。私もそんな一人でした。でも、心配せずに違う世界に飛び込んでみてください。授業でわからないことがあれば同級生が助けてくれますし、先生方はいつも困ったことがないか聞いてくれます。バレー部やローカルのお店の方々もいつも支えてくれています。ですから、失敗しても全然大丈夫です。
住んでみないとわからないこともたくさんありました。旅行ではわからない、台湾のローカルな一面を留学で知ることができたのは大きな財産です。本当に留学してよかったです。みなさんも、自分の人生は自分次第です。自分のために、興味を持ったことはどんどん挑戦してください。
観光学部「ホテル奨学生制度」
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=13559