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2025 アジアデジタルアート大賞展 FUKUOKAで優秀賞を受賞!

ニューメディアコース

2025.12.01

ニューメディアコースの学生が制作した作品が「2025 アジアデジタルアート大賞展 FUKUOKA」の学生カテゴリー「エンターテインメント(産業応用)部門」にて優秀賞を受賞しました。
2023年度に続き2回目の優秀賞受賞です。

今回の作品は、球型ロボットの「Qoom | それっぽい、いのち」。
声に反応してうごくロボットが、まるで自分の声に反応し、近づいてきたようが気がしてくる。可愛く、愛おしさを感じる、作品です。

本作品は、1年生から4年生まで参加するメディアデザイン制作プロジェクトの授業で作成しました。学生たちが一からアイデアを出し合い、形から動き、プログラミングまで考え、制作しました。

「アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」は高度なメディアテクノロジーを背景に論理的な思考と芸術的感性との融合を標榜し、さらにアジアの文化、風土に深く根差した世界レベルのメディアアート作品の公募展です。(公式サイトより)
多数の国内外の学生たちの応募作品の中から、みごと受賞することができました。

ニューメディアコース、メディアデザイン分野では、メディアアート作品、デジタルアート作品を毎年制作し、さまざまなコンペティションにチャレンジしています。作品作りを通して、考える力、表現する力、形にする力を身につけ、社会で活躍できる人材を育成しています。

ADAA公式サイト:https://adaa.jp/ja/index.html
受賞作品ページ:https://adaa.jp/ja/winners/winners2025.html#Bentertainment

学生代表 千脇一輝さん(メディア学部2年)コメント

今回Qoomで優秀賞を受賞でき、これからの作品作りの励みになります!
本作では音声認識モジュールとmicro:bitを組み合わせ、曖昧な反応を意図的に生み出す制御を工夫しました。
球体の構造や毛の素材も種類を変えて縫製し、転がり方に個性が生まれるよう設計しています。
技術的要素を活かしながら“意味のズレ”を体験として成立させる点に挑戦しました。

学生代表 宮島大治郎さん(メディア学部2年)コメント

この作品でADAA優秀賞をいただけてとても嬉しく思います。球体ロボットの中身を一つひとつ自作し、半田付けや動作検証を繰り返す日々は、まさに“それっぽい命”を探す旅でした。機械でありながらどこか温度を感じる反応を生み出すための細かな調整は大変でしたが、その積み重ねが作品の存在感につながったと感じています。

担当教員 戸田准教授コメント

本プロジェクトは2014年から始まり、今年で11年目を迎えます。
受賞歴8年通算14個の賞を受賞し、今年また新たにADAA2025にて優秀賞を受賞しました。
今年受賞した賞は、「ADAA(アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA)2025 学生カテゴリー/エンターテインメント(産業応用)部門 優秀賞」です。
今回受賞した部門では、初の受賞となり、学生たちがまた新たな可能性を見出しました。
本プロジェクトは、体験型のインタラクティブアート作品を中心に制作を行なってきましたが、今年は新しい挑戦として、人とモノの関係をテーマに体験型のロボットを制作しました。
複数の分野を横断して学べるメディア学部らしい作品となりました。ぜひご覧ください。

担当教員 小波津助教コメント

1年生から4年生まで履修できる「メディアデザイン制作プロジェクト」では、インタラクティブアートやメディアアート作品を制作して、コンペティションに応募しています。
作品のコンセプトを考え、作品の形、動きを考え、実際の制作、プログラミング、撮影まで行い、ものづくりの過程を学ぶことができます。
今回のロボット型作品「Qoom」は、まるで生きているペットのようなとても可愛らしい作品で、デザインとプログラミング技術を結集した作品です。
苦労して作り上げた作品で、賞をいただき、学生たちの励みにもなりました。

作品紹介ページ:https://mediadesignlab.studio.site/qoom