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城西国際大学、微地形ナッジ・カルタによる都市OSアップデート・プロジェクト

映像芸術コース

2026.04.30

都会の死角を「遊び」でハックせよ
城西国際大学、微地形ナッジ・カルタによる都市OSアップデート・プロジェクト「JIU Social Tech Link 26」始動
~赤坂・紀尾井町の「坂」と「歴史」をカルタ化し、多世代の歩行と交流を誘発する社会実験~

城西国際大学メディア学部(大江宏子教授)では、2026年4月、産学官の専門家と学生、地域住民が結集し、アナログな「カルタ」とデジタル技術、そして人間の心理(ナッジ)を融合させた課題解決型プロジェクト「JIU Social Tech Link 26」をローンチいたしました。
本プロジェクトは、都市が抱える「世代間の分断」や「コミュニティの希薄化」という課題に対し、大規模なインフラ整備ではなく、人々の行動を心理的に促す「ナッジ(Nudge:そっと後押しする)」のアプローチで挑みます。その中核ツールとして、本学キャンパスが位置する千代田区平河町及びその近接エリア港区赤坂の魅力的な起伏(微地形)や歴史を切り取った「微地形ナッジ・カルタ」を制作・活用し、都会の街全体を多世代交流の場へと変貌させる試みです。

■プロジェクトの核心:アナログとデジタルの「ナッジカルタ」による行動変容

現代都市の課題である「身体活動の低下」と「コミュニティの喪失」。本プロジェクトでは、英国ボーンマス大学(BU)との連携による知見を活かし、JIU独自の「ソーシャル・テック・アプローチ」を展開します。

1.    微地形のカルタ化 赤坂・紀尾井町周辺の、江戸城外濠の歴史を伝える坂道や階段、路地裏といった「微地形」を学生の手で調査・撮影し、カルタの札(読み札・取り札)としてデザインします。

2.    ナッジの組み込み カルタの札には、単なる紹介だけでなく、「サンクコストの活用」(例:この急坂を登り切ったら、特別な達成感が君のもの)や「探索欲求の刺激」といった心理的ナッジ(仕掛け)を盛り込み、自然と「もっと歩きたい」「次の札の場所へ行きたい」という行動を誘発します。

3.    デジタル・アーカイブとの融合 将来的には、物理的なカルタにQRコード等を搭載し。スマホをかざすと、その場所の「昔の風景(デジタルアーカイブ)」や「地形の成り立ち」をARや音声解説で楽しめるような仕掛けを構築し、歩行体験の価値を高めることも計画しています。

■実施概要

プロジェクト名:JIU Social Tech Link 26
コア・セッション(キックオフ実験):2026年4月9日(木)、16日(木)、23日(木) 
内容:学生主導による「微地形ナッジ・ウォーク」、作成したカルタのプロトタイプを用いて「カルタ大会&ワークショップ」を実施しました。
統括: 城西国際大学メディア学部 教授 大江宏子
プロジェクト参加者: メディア学部・大学院ビジネスデザイン研究科大学院生(計25名)
産学官エキスパート(提携パートナー): 
森下恵美 氏(城西国際大学 健康科学部 助教/ヘルスケア・テック) 
千代田区・港区周辺の自治体・近隣組織(協力)
株式会社フォルテックス(都市再開発・アーバンデザイン/エリアマネジメント)
人間価値創造研究所(シビックプライド/公共政策)

とりまとめ委員会:メディア学部コミュニティナッジラボ(メディア学部2年 鈴木樹里・黒木悠晴)

■プロジェクト統括:大江宏子教授のステートメント

私たちは、テクノロジーを家の中にこもるためではなく、外に出て歩きたくなるために使う、新しいソーシャルテクノロジーのモデルを提示します。難しい専門用語は使いません。誰もが親しめるカルタというアナログな遊びに、心理学(ナッジ)とデジタル(アーカイブ)の魔法をかけることで、都会の死角をワクワクする探検フィールドに変えます。将来的には、ウェアラブルデバイス等を用いた科学的な検証も見据えていますが、まずはJIUの学生たちがハブとなり、地域のみなさんと共に「人の体温」を感じる都市の絆を再生することから始めたいと思っています。

本件に関するお問い合わせ先: 城西国際大学 メディア学部大江宏子研究室