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2021年度春季学位記授与式を挙行 1171名がキャンパスに別れ

大学行事

2022.03.14

ガウンと角帽の式服姿で、学位記を受け取る大学院修了生代表(右)

各学部卒業生の代表に学位記を授与する杉林堅次学長(左)

東京紀尾井町キャンパスの教室で、千葉東金キャンパスでの式の模様を画面越しに見る卒業生

美しい民俗衣装に身を包んだ留学生も(東京紀尾井町キャンパス)


2021年度春季学位記授与式・卒業証書授与式を3月12日に挙行し、1171名の学生が学び舎を巣立ちました。今回も新型コロナウイルスの感染予防のため、各学部・研究科の代表のみが千葉東金キャンパスのメイン会場に集い、ほかの卒業・修了生は東京紀尾井町キャンパスを含む各教室で、オンライン中継を見守りました。春本番を思わせる陽気のなか、久々に訪れたキャンパスで仲間との再会を喜ぶとともに、別れを惜しみ合う姿が見られました。


晴れの日を迎えたのは、博士号取得者8名、修士号取得者107名、学士号取得者1046名、さらに韓国、中国、ベトナム、ネパール、スリランカ、ロシアからの交換留学生、留学生別科修了者です。ガウンと角帽、振袖と袴だけでなく、サリーに身を包んだ卒業生も。国際大学にふさわしい華やかな雰囲気に学内が包まれました。
 

「地域や世界を引っ張っていく人材になってほしい」と告辞を述べる杉林学長

4年間学んだ安房キャンパスへの思いを込め、答辞を読み上げた玉腰宣明さん(手前)

理事長賞を受賞した木村彩華さん(左)と記念撮影する上原明理事長

環境社会学部最後の卒業生たちに、学位記を手渡す寺原譲治学部長代行(左)


コロナ下で学生時代を過ごし、国際社会が激動するなかで卒業・修了を迎えた学生たちを、杉林堅次学長は告辞で「このようなタイミングに国際大学で学んだ皆さんには、そこで得たものを基盤として、今まで以上に世界の動きに強い好奇心を持ってください。コミュニケーション能力と語学力を伸ばして、仕事や社会に使命感と情熱を持ち続けることを希望します」と激励しました。


上原明・学校法人城西大学理事長は、これからの世界を生きるために必要な力として「アンテナを高くして情報を集め、幅広い視野を持つ」「問題意識を持ち、自分で解決策を考え、検証する」「コミュニケーションを高め、相互理解を図る」を挙げ、生涯学び続ける姿勢の大切さを説きました。


卒業生を代表し答辞を述べたのは、観光学部の玉腰宣明さんです。観光学部は来年度から安房キャンパスから千葉東金キャンパスへと移転するため、安房キャンパス最後の卒業生の一人となる玉腰さんは、2019年9月に房総半島を直撃した台風による被害をはじめ、さまざまな困難を乗り切ってきた日々を「私たちにしかできない経験です」と振り返り、地域の方々に感謝の言葉を送りました。


また式典では、他大学との協働で製作した映画が著名な監督などから高く評価されるなど、目覚ましい実績を残し、理事長賞に選ばれたメディア学部の木村彩華さんをはじめ計12名を特別表彰しました。


式終了後は、学部・研究科に分かれ、卒業・修了証書が全員に手渡されました。学生募集停止に伴い、最後の卒業生を送り出すことになった環境社会学部では、「大学はこれからもここにあり、私たちもここにいます。ぜひまた大学を訪れ、相談や近況報告をしてください」「平和が失われていく時代にありますが、世界が平和を取り戻し、皆さん一人ひとりが活躍することを祈っています」と、専任教員全員が学部との別れを惜しみつつ、学生たちにエールを送りました。
 

東京紀尾井町キャンパスに設置された職員手作りの「卒業記者会見」ブースで、なりきり記念撮影

千葉東金キャンパスの水田美術館で開催中の「メディア学部クロスメディアコース卒業制作優秀展」会場で、自分の作品の前で撮影し合う卒業生たち