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吹奏楽団がアンサンブルコンテスト東関東大会に2年連続出場 部員12名で大健闘

クラブ・サークル

2022.02.18

東関東大会に出場した7名

東関東大会に出場した7名

県大会に向け、先輩から指導を受けながら教室で猛練習

県大会に向け、先輩から指導を受けながら教室で猛練習

吹奏楽団が「第27回東関東大会アンサンブルコンテスト」(東関東吹奏楽連盟・朝日新聞社主催)に、打楽器7重奏編成で出場しました。結果は銅賞でしたが、コロナ禍でのさまざまな困難に打ち勝って大会出場権を得た部員たちにとって、貴重な経験となりました。

1月22日に開かれたこの大会に出場するには、県大会で代表に選ばれなければなりません。同楽団は昨年12月19日に千葉県教育会館で開催された「第47回千葉県アンサンブルコンテスト」(千葉県吹奏楽連盟など主催)で金賞を受賞し、2年連続出場を果たしました。

4年生引退後の同楽団の団員は、わずか12名。新体制で最初の演奏披露の場となるこの県大会に向け、どのような編成を組み、どう臨めば結果が残せるか——。なかなか意見がまとまらず、何度も議論を重ねました。最終的には、新たに入団した1、2年生を中心とする打楽器7重奏に決定。しかし、打楽器担当は1名のみで、他の6名は管楽器担当。約2か月の猛特訓が始まりました。

挑む曲は「ヴォルケーノ・タワー:7人の打楽器奏者のための」(ジェリー・グラステイル作曲)。マリンバやシロフォン、ヴィブラフォンなどの鍵盤打楽器と、ティンパニやバスドラムなどの太鼓系打楽器類という構成で、単独で複数種類の楽器を演奏するパートもあり、打楽器経験者にとっても難度の高い作品です。打楽器初心者の6名は先輩やOB、OGに指導を仰ぎながら、県大会に間に合わせました。

東関東大会への切符は2枚。大学部門出場5団体中トップバッターで登場した同楽団は、静寂で幻想的な旋律から、三連符で表された疾走感や躍動感あふれる曲の最高潮まで、高い表現力と技術を披露。見事、出場権を獲得することができました。

年末年始も練習に励み、迎えた東関東大会。新型コロナウイルス感染拡大の影響から、約1週間前に実施方法が変更になり、会場での生演奏か演奏データ提出かを選べることになりました。同楽団は演奏データによる参加とし、惜しくも銅賞という結果になりました。

昨年に続く東関東大会出場を果たし、7名のまとめ役を務めた魚地似衣奈さん(福祉総合学部福祉総合学科2年)は、「これから新体制をしっかり構築し、次年度は良い成績を残したいです。現団員の充実感を高め、維持することで、1人でも団員を増やしたいです」と、意気込みと目標を述べてくれました。昨年7月に入団し、唯一の打楽器経験者として仲間を牽引した内藤希望さん(同2年)は「大変なこともたくさんありましたが、皆で練習したり、話し合ったりと、一緒に活動できた時間が楽しかったです」と、語ってくれました。また、昨年10月に入団してすぐのステージとなった星野美月さん(同1年)は「普段はフルートを担当していますが、打楽器へのチャレンジは貴重な体験となりました。これからも皆で協力しながら活動していきたいです」と抱負を語ってくれました。

出場メンバー

魚地 似衣奈 福祉総合学部 福祉総合学科 2年
小堀 安奈 福祉総合学部 福祉総合学科 2年
佐藤 実香 看護学部 看護学科 2年
内藤 希望 福祉総合学部 福祉総合学科 2年
大木 陽向 福祉総合学部 福祉総合学科 1年
土屋 早希 国際人文学部 国際文化学科 1年
星野 聖月 福祉総合学部 福祉総合学科 1年