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千葉ポートタワーのエレベーター内アナウンスをメディア学部生が担当 7月中旬公開へ

学生活動

2022.07.01

熊谷さんのアナウンスがエレベーター内に流れる予定の千葉ポートタワー(千葉ポートタワー提供)



千葉港のシンボルとして親しまれる展望施設「千葉ポートタワー」(千葉市中央区)のエレベーターで流れるアナウンスを、メディア学部映像芸術コース3年の熊谷多恵さんが担当することになりました。5月31日に行われた収録で、熊谷さんは緊張しながらも、用意された原稿を確かな滑舌と温かみのある表現で流暢に読み上げ、しっかりと役目を果たしました。

 

千葉ポートタワーは、千葉県民500万人突破を記念し、1986年6月15日にオープンした展望施設です。2基あるエレベーターはそれぞれ15人乗りで、1階と4階展望室(地上113メートル)を1分20秒で結んでいます。

 

エレベーター内アナウンスへの本学の学生の起用は、千葉ポートタワーの田所正行副館長の発案で決まりました。田所副館長は本学千葉東金キャンパスのある東金市に隣接する山武市出身で、親しみを感じてくださっていたことから、お声かけいただきました。依頼を受け、アナウンス技術の授業を担当する宮田佳代子教授が、音声表現を学ぶ3、4年生に向けて希望者を募集。希望する学生は、実際のアナウンス原稿を読み上げたものを録音して提出し、9名の中から熊谷さんが選ばれました。

 

ふだん学んでいる東京紀尾井町キャンパスを離れ、タワー内の収録会場を訪れた熊谷さんは、上り用、下り用の2種類のアナウンスを読み上げました。上りでは「それでは4階展望室までご案内いたします」「見晴らしの良い日には、富士山や東京湾に沈む夕日がご覧いただけます」「3階には展望レストラン、2階には恋人の聖地がございます」と2~4階を案内し、下りでは「1階には、ポートショップと様々なイベントを開催するイベントスペースがございます」と1階のみどころを紹介しました。

 

「まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので、嬉しい気持ちと同時に責任も感じました」という熊谷さんは、実際にエレベーターに試乗し、イメージを膨らませながら本番に挑みました。緊張から何度か撮り直しもしましたが、無事に原稿を読み上げることができました。「将来は『声』に関わる仕事をしていきたい」という熊谷さんにとって、貴重な経験となったに違いありません。

 

熊谷さんによるアナウンスは、7月中旬頃からエレベーター内で流れる予定です。開館時間などの詳細は、千葉ポートタワーの公式サイトを参照ください。
 

千葉ポートタワー │ 公式サイト (chiba-porttower.com)

 

収録担当の方(左)が、熊谷多恵さんの語りを綿密にチェック

無事に収録を終え、4階展望室で記念撮影