千葉県一宮町長が本学で講演 東京五輪サーフィン会場誘致を振り返る

30周年記念事業

2022.07.06

サーフィン会場誘致について語る馬淵昌也町長

壇上の馬淵町長に質問する学生(左端)

昨夏開催された「東京2020オリンピック」でサーフィン会場となった千葉県一宮町の馬淵昌也町長が6月27日、千葉東金キャンパスで講演し、会場誘致から開催までを振り返りました。観光学部を中心に約100名の学生が参加し、地域振興に取り組む首長の実体験に耳を傾けました。

この講演会は「千葉県一宮町へ根付かせるオリンピックレガシー(東京五輪サーフィン競技開催地として)」をテーマに、本学の30周年記念事業の一環として開催しました。登壇した馬淵町長は初めに、一宮町の概要を説明。例年一定の流入人口がある「人口が減らない町」であることに触れ、「豊かな自然が溢れているだけでなく、東京への交通利便性の高さやサーフィンの好適地とされていることが、その要因です」と、町の魅力をアピールしました。

オリンピックのサーフィン会場誘致にも成功し、町南端の釣ヶ崎海岸に1日6000人の来場者が予定されていました。しかしコロナ禍によって、思いもよらない無観客での開催に。馬淵町長は「会場付近ではさまざまな歓迎イベントを予定していましたが、全て中止になってしまいました。町民の皆さんにオリンピックを肌で感じてもらえなかったのが、本当に残念です」と胸の内を明かしました。

思い描いていた盛り上がりは訪れず、町民の期待にも応えられない結果に終わりましたが、それでも「会場に選ばれたことで、一宮町の知名度は飛躍的にアップしました。町にオリンピックの記憶を残しつつ、この経験を活かし、外房地域の発展に繋げていきます」と前向きに話を締め括りました。

学生からは「一宮町を訪れた観光客に、どのような交通手段を利用してもらうことを想定されていますか」などの質問が寄せられ、馬淵町長は「公共交通機関を主に利用してもらいたいですが、決して便利とは言えません。それを補うためにレンタサイクルの利用促進を考えています」と丁寧に答えていただきました。