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「千葉限定キャリアインカレ」決勝に観光学部山本ゼミが出場 余った食材を弁当に

就職・キャリア

2023.01.18

会場で企画をプレゼンテーションする(左から)橋本祐佳さん、仁平柚衣さん、早川美優さん

審査員(右)からの質問に、真剣な表情で耳を傾ける3名

「千葉限定キャリアインカレ2022」(主催:千葉県インターンシップ推進委員会)の決勝大会が昨年12月23日に千葉市のペリエホールで開催され、観光学部の山本剛ゼミナールが出場しました。

今年で5回目の開催となる同大会は千葉県内の大学生・大学院生を対象とし、県内の企業が抱えている課題に対する解決策を提案するビジネスコンテストです。参加者は過去最高の207名を数え、65チームがエントリーしたなかで山本ゼミは事前の書類審査を通過し、プレゼンテーションと質疑応答を行う決勝大会に出場する6チームに選出されました。

山本ゼミがこの大会に出場するのは2回目です。今回は3社から課題が出され、この中から山本ゼミは「新型コロナウイルス感染症の影響を受け低迷しているレストランの売上を伸ばす施策をご提案ください」というホテル日航成田(千葉県成田市)からの出題に挑むことにしました。ゼミ生たちは県内のホテルにあるレストランを調査し、多くのホテルが食材の大量廃棄という課題を抱えていることに着目しました。廃棄を減らすことはSDGsへの貢献にもつながるため、ビュッフェで余った食材を活用した「日替わりオリジナル弁当」の販売を提案することにしました。

弁当はホテル内のルームサービスだけでなく、ホテル周辺にもデリバリーサービスすることを計画。350円と安価に設定しホテルの味を気軽に楽しめるようにすることで、レストランの利用者増にもつながり、ホテル全体の売り上げの拡大に貢献するのでは──というシナリオを考え、企画書にまとめて応募しました。

決勝大会では橋本祐佳さん、仁平柚衣さん、早川美優さんの3名(いずれも3年)がプレゼンテーションを行いました。7分間のプレゼン後の質疑応答では、審査員から「実際に弁当を作成するのは従業員ですか」「賞味期限はどのように設定されましたか」などの質問があがり、早川さん、仁平さんが「調理師が弁当を作成します」「一般的な賞味期限は8時間ですが、6時間に設定しています」と回答しました。

今回が初めての出場だった橋本さんは、「正直なところ、準備段階では書類審査を通過できるとは思っていなかったので、大変驚き、嬉しかったです」と振り返りつつ、「食材の廃棄とSDGsをつなげた点を審査員に評価いただけたと思います。その一方で、オリジナル弁当を簡単に作れるというメリットを充分に伝え切れなかったことが悔やまれます」と反省も。結果は残念ながら賞に届きませんでしたが、「時間が足りないなかで先輩たちにも協力いただきながら、何とか企画をまとめることができました。他チームの発表も聴くことができて、いい経験になりました」と笑顔を見せました。