外国籍の児童・生徒への日本語教育支援を強化 山武市と連携協定締結 

地域連携

2023.01.26

協定書を手にする(左から)内田淳一教育長、杉林堅次学長、松下浩明市長

外国籍の住民が急増している千葉県山武市での日本語教育支援を円滑に行うことを目指し、本学と山武市が1月18日、「山武市及び山武市教育委員会と城西国際大学との外国人児童生徒の日本語教育支援に係る連携協定」を締結しました。これを機に、外国人の児童生徒への日本語教育だけでなく、子どもたちに日本語を指導する教職員への支援にもさらに注力してまいります。

山武市内の小中学校に通う外国籍の児童・生徒数は、一昨年度末の35名から昨年度末には72名にまで増加しています。そのうちの8割をスリランカ国籍が占めるほか、中国、ベトナム、韓国など出身国・地域は多岐にわたります。中には1割が外国人というクラスも生まれるなど、日本語力の格差が教育現場での大きな課題となっています。

来日した留学生の日本語力を強化するための別科を有し、国際人文学部国際交流学科の副専攻として日本語教員養成課程を設けている本学では、地域連携の一環として今年度から山武市における日本語教育の支援を行っています。教育現場で児童生徒の日本語指導にあたる教職員の方々を対象に、林千賀教授が意思疎通のポイントをアドバイスしたり、林ゼミの学生が中心となり、外国籍の児童にゲームや遊びを通じて日本語に親しむ機会を提供したりし、成果を上げています。

山武市役所で行われた締結式で、松下浩明市長は「日本語教育を担える人材育成が市の重要な課題となっており、この協定を機に城西国際大学にさらなる協力を願いたい」と挨拶しました。杉林堅次学長は「漢字をはじめ表記が複雑な日本語は修得が難しい言語だが、本学の実績を役立ててほしい」と協力を約束しました。山武市の内田淳一教育長も「言葉の壁だけでなく、文化の違いも大きいが、学生による交流会などで楽しく学べる場を提供してもらっている。さらに連携を深めたい」と期待を込めました。