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公認体育団体で活躍する選手を対象に「デュアルキャリア」を学ぶ研修会を実施

クラブ・サークル

2023.06.09

一般社団法人大学スポーツ協会の矢ヶ崎瞬さんによる講義

デュアルキャリアの築き方を説明するKEIアドバンスの森岡優季子さん

自身の強み、弱みなどについて意見交換する学生たち

ワークシートに自身の考えを熱心に記入する姿も

公認体育団体を対象に、学業と競技生活を両立させる姿勢や考え方を学ぶ研修会を6月1日に千葉東金キャンパスで行いました。大学スポーツの振興を推進する一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)の主催によるもので、UNIVASが募集した研修会モデル大学に本学が応募して採択され、実現しました。

講師を務めたのはUNIVAS総合推進部の矢ヶ崎瞬さん、運動部学生支援プログラムを開発しているKEIアドバンス社(東京都千代田区)の森岡優季子さんのお二人です。本学からは硬式野球部、サッカー部、女子駅伝部、剣道部、女子ソフトボール部の5団体から1~2年生の161名が参加し、自身のキャリアをより豊かにするための考え方を学びました。

「デュアルキャリア」は人生そのものを一つの軸と捉え、そこにアスリートとしてのもう一つの軸が加わった状態を指します。矢ヶ崎さんはまず、「学業と部活に同時に取り組むことで、相乗効果を得ようという考え方が『デュアルキャリア』です。それぞれの活動で得た経験は、その後の人生に必ず活かすことができるはずです」と、学生たちの人生設計に向けた指針を示しました。次に森岡さんがデュアルキャリアを考えるうえでのポイントを具体的に説明し、「自身にどんな強みがあるのか、じっくり考えてみてください」と語りかけました。参加した学生はワークシートに自分の強みを書き込み、さらにその強みを学問にどう結びつけるのかなどについて、参加者同士で話し合いました。

森岡さんは最後に「卒業後は『部活で何を学び、何を経験し、どう感じたのか?』が問われます。今、経験していることを社会でいかに活かすかということを常に意識して、大学生活を送ってほしいです」と学生たちにエールを送りました。学生からは「学業と部活の両立を意識していましたが、これからは相乗効果を出すため、しっかり考えて行動していきたいです」「部活で得た経験をいかに学業に結びつけるのかを考えるよいきっかけになりました」などの感想が寄せられました。