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「女性アスリートと貧血」セミナーを大正製薬の協力で開催 部活の女子選手50名参加

クラブ・サークル

2023.07.05

10~20代の女性運動選手の多くが症状を抱える貧血にどう対処したらいいかを学ぶセミナー「女性アスリートと貧血」を6月6日、大正製薬の協力によって千葉東金キャンパスで開催しました。スポーツ選手への栄養サポート事業を展開するエームサービス株式会社(東京都港区)所属の管理栄養士で、日本スポーツ栄養協会の公認スポーツ栄養士としても活躍する高橋文子先生を大正製薬から紹介いただき、女子駅伝部、女子剣道部、女子ソフトボール部に所属する女子学生と監督とコーチ、アスリートを支える資格を目指している福祉総合学部理学療法学科の女子学生、約50名が参加しました。

高橋先生は、貧血の中でも最も発症しやすい鉄欠乏性貧血の予防方法を教えてくださいました。「鉄分を多く含む食品だけでなく、鉄分の吸収を助けるビタミンCを多く含む食材を積極的に摂取することが大切です」と話し、どの食材がそれに該当するかを学生たちに問いかけました。また、鉄サプリメントなどの利用も有効ではあるものの、鉄分の過剰摂取は吸収効果を低下させるおそれもあることから、「食事からの摂取を基本とし、鉄欠乏性貧血だと診断されていない人は特に、鉄含有量の多いサプリメントの服用を避けてください」と注意を呼びかけました。

さらに、高橋先生はマラソンなどで足底部への衝撃が持続されると赤血球が破壊されて症状が出る「溶血性貧血」、運動によって血液中の水分量が増加した結果、ヘモグロビン濃度が低下する「希釈性貧血」にもアスリートは注意が必要であることにも触れ、「発汗で鉄分やミネラルが失われたり、カロリー制限によってエネルギー不足に陥ったりすることも貧血の原因になります」と説明しました。最後に、「食べることは手段、目的はいかにみなさんの体に鉄分やタンパク質充足させるか、吸収し消化させるかということです」と語りかけ、トレーニングだけでなく栄養にも関心を持つことの大切さを強調しました。

学生たちは高橋先生に事前に質問をお送りするなど、しっかり準備をしてセミナーに臨み、熱心にメモを取って話を聴いていました。また講義に続き大正製薬ブランドマネジメント1部の米谷亜里沙さんから、1本で1日分の鉄分(栄養素等表示基準値)を配合した大正製薬の製品『アルフェネオ』に関する紹介があり、出席した学生に商品をご提供いただきました。最後に伊藤幸民・大正製薬マーケティング本部メディア推進部長から「皆さんが一番悩んでいると思われる栄養不足からくる体調不良や貧血について、少しでも役立つ知識をお伝えできればと、このセミナーに協力させていただきました。これからも何らかの形でサポートさせていただければと思っています」とご挨拶いただきました。

学生に問いかける高橋文子先生(右)

学生たちの事前の質問に丁寧に答える高橋先生

鉄分を配合した大正製薬の商品を紹介する米谷亜里沙さん