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国武ゼミの学生が山武市で援農を通じたイチゴのフードロス解消 学内販売も大好評

学部学科

2024.04.25

ハウス内で収穫作業をする学生

計量、選別をする学生

地域の課題解決に取り組んでいる経営情報学部 総合経営学科のゼミナール(担当教員:国武陽子教授)で「イチゴ摘み取りプロジェクト」を行っています。4月中の週に2日、早朝から国武教授とゼミ生が集まり、和(なごみ)苺苑(千葉県山武市)と協力して収穫したイチゴ約3kgを千葉東金キャンパス内の学食で販売しています。
国武教授とゼミ生は昨年度から「さんむエコノミックガーデニング推進協議会」の「地域産物による地産地消を考えるWG(ワーキンググループ)」に参加しています。これまでに、所属している地域の生産者と地域の食材を使ったメニュー開発、販売、購買者分析などを行ってきました。そのWGのメンバーである和苺苑からの依頼で、今回のプロジェクトが始まりました。

 

和苺苑の代表とゼミ生との集合写真

販売に向けパック詰めをする学生

実はイチゴは5月の初旬まで収穫できますが、気温が高くなると熟すのが早く流通が難しくなります。また需要が落ち込む時期でもあり、最盛期を過ぎると作業員の確保も困難となり販売できる量が減少します。このような人手不足や食品ロスを少しでも解消するために、ゼミ生が、気温が上がる前の朝6時から、収穫、選別の作業を無償で手伝い、本来は破棄される規格外のイチゴを提供していただき、洗浄・パック詰めをして、学内で販売するという援農プロジェクトを行っています。
 

販売をする学生

販売に向け陳列されたイチゴ

4月中に7日間、収穫~販売を行い、収穫の大変さを体験し、また収穫した後もコストの計算やシフトを管理するなど経営情報学部で学んだことを活かしながら実践的に活動をしています。学生たちは蓋付きの持ち運びしやすい容器を使い、気軽に購入できるようにしたり、利益を考えた価格設定をしたりと、経営面を考えながらプロジェクトに取り組みました。加えて、購入する側が楽しめるよう、とちおとめ、チーバベリー、スターナイト、ほしうらら、章姫、黒いちごなどの品種それぞれの特徴を説明しながら販売しています。このような学生の工夫が、即日完売するほどの結果につながっています。
収穫、販売に参加した学生からは、「農家の方の大変さを実感しました。この活動で少しでも貢献できると嬉しい。」と語ってくれました。

4月26日(金)、30日(火)もLUNA Café レジ付近で販売を予定しています。
また、学生たちは夏に向けて、熟しすぎたイチゴを冷凍保存し、それを活用したメニュー開発なども考えています。今後もこのプロジェクトの活動を継続的に紹介していく予定です。