国際教育
2024.06.06
講義を受ける学生たち
エタノール・パッチテストを実施する学生たち
正しいお酒の飲み方やアルコールが体に及ぼす影響について学ぶセミナーを5月27日、千葉東金キャンパスで大学3年生以上の学生と留学生約60名に対して実施をしました。今年4月、スウェーデン家具ブランド「イケア」の家具を導入しリニューアルした学生食堂(VaL)のオープニングイベントの一つとして、コロナ渦で飲み会の機会を制限されてきた学生の交流の機会としておこないました。
学生たちは、第1部としてサッポロビール株式会社 経営企画部 高林充マネージャーより、20歳未満の飲酒が人体に与える影響や悪い飲み方について講義を受けました。高林マネージャーは「どのくらい酔っているのかというのは、脳内のアルコール濃度で決まる。個人の体質やその日のコンディションで異なる場合があるため、自分がどのくらい飲むことができるか把握することが大切です。」と学生たちに語りかけました。
次に本学看護学部生の協力のもと、エタノール・パッチテストを行い、自身のアルコール体質を知り、自分に合ったお酒の飲み方を理解しました。講義の後半には本学語学教育センターClark Kevin准教授と国際人文学部国際交流学科のKiraly Attila准教授による海外でのお酒事情や飲酒の文化について紹介いただきました。
第2部は会場を移動し、前半の講義での学びを深めるため、同社のお酒で乾杯し、多国籍の学生が文化交流を楽しみました。参加した留学生からは「日本では上司と飲みに行く人が多く、上座や下座などがありますが、ベトナムではそのような文化がないため、日本の文化は面白いです。」や「ラテンアメリカでは先輩、後輩関係なく楽しく一緒に飲むという考え方で、日本のように先輩を待たせてはいけないという文化がない。」など声があり、文化の違いを楽しんでいるようでした。
また日本人学生は「アルコール摂取に伴うリスクを講義としてしっかりと聞く機会がなかったため、いい経験となった。」や「本日の講義で学んだことを社会人になっても生かせると思うので、頭に入れておきたい。」と語ってくれました。
海外のお酒事情についての説明
文化交流を楽しむ学生ら