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障がい者と地域とのつながりを支援 11月に特別展を開催

地域連携

2025.08.27

色選びのサポートをする学生たち

地域課題解決型授業「域学共創プロジェクト」の1つ「障がい者の『生きる』に寄り添うコミュニティケア」では8月6日、重症心身障がい児・者のための通所施設「生活クラブ風の村重心通所なりた」(千葉県成田市)を訪れ、伝統や流行、教育に左右されず、自由に表現する芸術「アール・ブリュット」(フランス語:生の芸術)に取り組む通所者の作品づくりを学生たちがサポートしました。完成した作品は11月8日から14日(10日休館)にかけて本学水田美術館で実施する特別展に出展されます。

「域学共創プロジェクト」は2019年度から取り組みをおこなっており、地域の課題解決に取り組む学生中心の授業です。今年度は9つのプロジェクトがあり、学部学科にとらわれることなく、多くの学生が学んでいます。

2年前からスタートした同プロジェクトでは、学生が「⽣活クラブ⾵の村」の5つの施設を訪れ、厚生労働省障害者芸術⽂化普及⽀援事業を⼿掛ける美術家・こまちだたまお氏とともに、障がいのある方々の多様な芸術作品づくりに協力しています。制作の集大成として展示会を開催し、「地域とのつながりが乏しい」という課題の解決に取り組んでいます。

8月6日は、生活クラブ風の村重心通所なりたの通所者6名が「アール・ブリュット」を実践。こまちだたまお氏と福祉総合学科1年生1名と看護学科3年生1名が絵画の制作をサポートし、芸術作品を完成させました。
通所者たちはサポートを受けながら、好きな色で作品制作に取り組んでいました。学生たちも作品が完成した時には一緒に喜び、拍手をしたり、声掛けでの反応を見たり、その人にあわせたコミュニケーションを取っている様子が伺えました。

作品制作をサポート

作品完成を一緒に喜ぶ学生

今後、学生たちは11月の展示会に向け、当日上映する動画の制作やポスター掲示等の広報活動をおこなっていきます。
また、2月に例年実施している域学共創プロジェクトの成果報告会に向けて準備を進めており、当日は成果をプレゼンテーションする予定です。