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観光学部生が地域資源を活用したクラフトビールを開発 東金市に新たな観光コンテンツを創出

地域連携

2025.10.03

完成を喜ぶ鹿間東金市長(右から2番目)と学生たち

観光学部の科目「観光プロジェクトB」を受講する学生10名が、東金市特産のプラムを活用したオリジナルクラフトビール「東李-TOURI」(とうり)を開発しました。
本プロジェクトは、東金市のプラム生産農家、浦安市のマイクロブルワリー「MATSURI BREWING(祭醸造)」、および地元自治体である東金市との連携により実現したもので、新たな観光コンテンツの創出を目指す産学官連携の取り組みです。ビールが完成し、9月24日には地元東金市の鹿間陸郎市長へ完成報告をしました。

「観光プロジェクトB」(担当:柴崎小百合准教授)では、若者ならではの柔軟な発想と地域資源を掛け合わせることで、持続可能なまちづくりへの貢献を目指しています。学生たちは、プラム栽培農場での収穫作業やクラフトビールの醸造工程を実際に体験しながら、商品開発に取り組んできました。

プラムを収穫する学生

ビール造りをする学生

完成報告会では、学生たちがプロジェクトの概要からビールのコンセプト、ラベルデザイン、今後の販売計画などについて詳細に説明しました。鹿間市長は、「学生たちの新しい発想と積極的な取り組みが素晴らしい。今後、東金市を盛り上げる観光コンテンツとして大いに期待している」と述べました。

プロジェクトについて説明する学生たち

完成したクラフトビール「東李-TOURI」のコンセプトは、“ぷら酔い”。「プラムのようにほんのり甘く、心地よい酔いを楽しんでほしい」という想いを込めて、学生たちは議論を重ねてきました。使用したプラムの品種は、東金産の「サマーエンジェル」。ジューシーな香りと爽やかな酸味が特長のヘイジーペールエールに仕上がり、東金市の豊かな自然を感じさせる唯一無二のクラフトビールが誕生しました。なお、今年度は260ℓ限定で醸造しています

観光学科4年 田鎖 彩水香さんコメント

お世話になった東金市の関係者の皆様に感謝を伝えるとともに、商品名の由来や広報活動、販売・イベント出店予定、期待される効果や今後の展望を報告しました。スライドを作成し、1週間前から3人で練習を重ね、細部まで確認し何度も修正を繰り返しました。当日も出発直前までリハーサルをおこないました。質疑応答にも対応できるよう相談して準備しました。初めての表敬訪問に緊張し頭が真っ白になる瞬間もありましたが、練習の成果を発揮でき、私たちの想いを伝えられたと思います。
今年度開発したクラフトビール「東李-TOURI」を通して築いた地域とのつながりが、来年度以降も継続するよう後輩たちに託したいと思います。

完成したクラフトビールは、9月28日開催のプロ野球・千葉ロッテマリーンズ対日本ハムファイターズ戦での冠協賛イベント「城西国際大学DAY」で初めて販売をし、120杯が売り切れるほどの人気ぶりでした。
今後はまず初めに、瓶商品として「10日金曜日は東金の日」にちなんで、10月10日(金)10時10分より「道の駅 みのりの郷 東金」にて販売が開始されるほか、製造元である「祭醸造」のオンラインストアでも販売を開始いたします。10月25日(土)に開催される「東金オクトーバーフェスト」(樽生サーバーからカップ販売)でも販売します。ぜひご賞味ください。

商品詳細
商品名    : 東李-TOURI
希望小売価格        : 830円(税込/330ml瓶)
スタイル                 : ヘイジーペールエール
アルコール分        : 6.0%