ハンガリー看護留学
2026.09.16
本日も、センメルワイス大学Üllőiキャンパスの外科と、Városmajor心血管センターの2グループに分かれて研修を行いました。私はVárosmajor心血管センターで、心臓移植を控えた患者さんの検査や、ICUで行われている重症患者さんの呼吸・循環管理について学びました。心臓移植前の患者さんでは、カテーテルを用いて心臓や肺の血管にかかる圧などを測定していました。心臓移植では心臓の状態だけでなく、肺の血管の状態を確認することも重要で、移植後の新しい心臓にどの程度の負担がかかるのかを考えるためにも必要な検査であることを学びました。ICUでは、冠動脈疾患のある患者さんについて、実際に行われている治療とその目的について説明を受けました。血圧を維持する薬、心臓の働きを助ける薬、呼吸を支える医療機器など、患者さんの状態に合わせてさまざまな治療が組み合わされていました。今回の研修では、検査や治療について説明を受けるだけでなく、患者さんと直接お話しする機会から学べたことも多くありました。病気や治療だけを見るのではなく、その人自身に関心を持ち、話を聞くことの大切さを改めて感じました。また、今回特に感じたのは、「何を使っているのか」だけではなく、「なぜこの患者さんに、この治療が必要なのか」を考えることの大切さです。これまでの研修では、「何を質問したらいいのか分からない」と思うこともありました。でも、目の前で行われていることに対して、自分なりに「なぜ?」と考えてみると、そこから聞きたいことが出てくることに気づきました。研修も30日目になって、今さらですが、「なぜ?」と考えることが、質問するためのコツなのかもしれないと感じています。患者さんとの対話、医療者からの説明、そして自分から質問すること。その一つひとつが学びにつながっています。研修の初めの頃よりも、少しずつ自分から考えながら学べるようになってきたと感じた一日でした。(文責 S.S.)