日本で販売されている薬の中には国際基準の医薬品管理と規制が必要なもの、外国人患者へのコミュニケーション、文化や宗教による医薬品の使用制限(例:ハラール医薬品、漢方薬の使用)など国際的な視野を持つことは、国内外での業務において強みを発揮します。
本学では外国の薬剤師ライセンスを有する教員により、異なる国や地域の薬学教育、医療制度、薬剤師の役割について学び、国際的な視野を持つ薬剤師を育成するための教育を行っています。
語学教育
薬学短期海外留学(米国薬学研修UCR)ではTOEIC 400点以上、5・6年次に実施している交換留学ではTOEIC600~730点程度の英語力を有することが留学を成功させる第一歩となります。本学では年4回、学内でTOEIC団体試験を受ける機会を設けています。英語力の伸長について客観的に把握し海外留学の準備ができます。また、大学内で定期的にEnglish Caféが開催され、ネイティブの先生と日常会話、ボードゲーム、食事などを通して楽しみながら英語を学びます。
交換留学制度
5・6年生を対象に1ヶ月~6ヶ月間の交換留学制度を用意しています。2015年度から始まり、現在、チュラロンコン大学(タイ)薬学部との交換留学を実施しております。同年代の薬学生と交流したり、卒業研究を実施することで、情報共有と知識の向上、モチベーションの維持・向上、ネットワーク構築、価値観や考え方の多様性を身に付けます。また、国際交流は、学びの場や進路選択が広がることで将来の可能性を高める貴重な機会になります。なお本制度の利用によって、卒業年次を超過することはありません。
薬学短期留学
2021年度生から海外学術協定校であるアルバータ大学(カナダ)で薬学短期海外留学を実施しております。毎年2月下旬から2週間程度、大学、専門薬局などを見学し、カナダ薬剤師の仕事や社会的役割を調査・考察し、自分の将来像の構築につなげます。