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オリーブオイル・テイスティングワークショップ開催

開催報告

2023.02.21

講師の奥田佳奈子さんとタイトルスライド

約60名が参加したワークショップ会場

 

(左)香りを探るためのお花や葉っぱ(椿・月桂樹・ローズマリーほか)
(右) 掌でオイルを温めて香りを確認する様子

(左)オリーブオイルとバニラアイスに金柑のコンフィチュールを添えて
(右) オリーブオイルをバニラアイスにかけるとあら不思議!

オリーブオイル専門家・奥田佳奈子さん*をお迎えして、2月17日にオリーブオイル・テイスティングワークショップを開催しました。オリーブ産地化応援プロジェクトの1つとして、地域の皆さんとオリーブ愛好家の教員、オリーブ関連活動に携わる薬学部2-5年生の併せて約60人が一堂に会しました。

第1部では、オリーブの歴史にはじまり、「なぜオリーブオイルだけテイスティングするのか?」を学びました。高品質なエキストラバージンオリーブオイルの製造方法や、品質基準が国連貿易開発会議で決められていること、それを正しく実現するために国際オリーブ協会(IOC)があること、さらに現在のオリーブオイルの潮流にいたるまで、オリーブオイルの魅力を余すことなくお話され、会場のオリーブ世界観は大きく膨らみました。

第2部は、産地で行われている実際のテイスティング方法に倣い、いよいよ実践です。数々の受賞歴がある世界最高峰のスペイン産のエキストラバージンオリーブオイル、イタリア高地の有機栽培オイル、近年世界で成功を収めている広島県江田島市のオリーブオイルなど、個性の違うエキストラバージンオリーブオイル4種。テイスティングシートに沿って、香味・フルーティさ・苦み・辛みなど、感じ方や好みの違いを記録しました。最後に、オイルをバニラアイスにかけると、それぞれの味が引き立ち、参加者から自然と笑みがこぼれました。

各テーブルでは地域の方々と教員・学生が交流し、オリーブオイルの知識や経験値を高める有意義な時間となりました。奥田さんから、地域で取り組むオリーブ産地化への期待と、会場設営や朝早くからの準備に奮闘した学生スタッフにねぎらいの言葉をいただき、惜しまれつつ閉会となりました。

参加者の声
・初めてのテイスティングで難しかったのですが、辛味や香りと違いが少しずつわかるようになりました。
・普段は口にしない本場の基準を満たしたエキストラバージンオリーブオイルを試飲できたのは貴重な体験になりました。
・品種や産地によって香りや色、フルーティさ等が全く異なり面白いと思いました。また、それぞれの個性をいかして料理が出来るようになりたいなと思いました。

*奥田佳奈子さんの紹介:
「新オリーブオイルのすべてがわかる本」筑摩書房・著者
AISOイタリア政府公認オリーブオイルソムリエ
O.N.A.O.Oオリーブオイルテイスター
株式会社グランレガロ代表
連絡先 casa@granregalo.net