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山武郡市薬剤師会と株式会社ツムラの共同主催で薬剤師生涯教育講座・卒後教育講座を開催

生涯教育講座

2024.03.01

講演会場の様子

講演会場での質疑応答

2月16日(金)に城西国際大学薬剤師生涯教育講座・卒後教育講座が開催されました。本講座は山武郡市薬剤師会と株式会社ツムラの共同主催で、本学と地元の薬剤師会と企業が協働運営して薬学関係者が集う講習会となりました。テーマは『薬剤師のための漢方薬の基礎と臨床~インフルエンザの流行の時期に~』とし、以下の2講演が行われました。本講座は対面とオンラインにて実施され、46名の薬剤師、大学教員他が参加しました。

講演1「オセルタミビルの脳移行性に対する葛根湯の作用(基礎)」
演者:城西国際大学薬学部 助教 大原 厚祐 先生

講演2「感冒に対する漢方薬選択のプロセス(臨床)」
演者:城西国際大学薬学部 特任教授・千葉中央メディカルセンター和漢診療科 部長 地野 充時 先生

今回の講座では、漢方薬によるインフルエンザ感染症の対策に関して、それぞれの講演者の先生方の立場、すなわち、基礎研究者の立場および漢方医師の立場から、漢方治療の基礎研究成果と臨床の実践法をわかりやすくお話しされました。講演後は参加した薬剤師から熱心な質問が続き意見交換が行われました。

インフルエンザ感染症対策における薬剤師の役割は国民から期待されるところです。今回の様な教育講座により薬剤師の漢方薬に対する知識が向上していけば、今後の地域医療に貢献すると思われます。このような生涯教育を通じたゆまず学ぶことで、薬剤師の役割のさらなる向上につながればと願っております。

今後も、本学では地元の薬剤師、本学部の卒業生や薬学関係者を対象に、最新の情報を提供するために、生涯教育講座・卒後教育を開催していきます。本学卒業後も学び続けることで、新しい知識と技能を習得し、臨床現場での問題解決能力を醸成することができます。