JIU薬学生
2025.04.07
普段使用している研究プラッテと左から田嶋公人 教授 、三浦梨花さん、堀江俊治 主任教授
3月17日から19日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催された第98回日本薬理学会、第130回日本解剖学会、および、第102回日本生理学会の基礎医学三学会の合同開催 において、薬学部 5 年の三浦梨花さんが卒業論文テーマとして取り組んでいる研究成果をポスター発表し、学部生優秀賞を受賞しました。
受賞された三浦さんからは「より良い発表にするために、何度も文や写真を作り直したので、学部生優秀賞という形でその努力の証が現れたので、とても嬉しく思います」と喜びの言葉を述べられました。
「Effects of Dexamethasone on Pica Behavior and Infiltration of Inflammatory Cells into Small Intestinal Mucosa in the Rat Model of Cisplatin-induced Nausea
(シスプラチン誘発悪心モデルラットにおけるパイカ行動と小腸粘膜への炎症細胞の浸潤に対するデキサメタゾンの影響)」
城西国際大学薬学部薬理学研究室 三浦 梨花、大川 拓海、田嶋 公人、堀江 俊治
抗がん薬であるシスプラチンを投与すると副作用として悪心・嘔吐が現れるため、それらを抑えるためにデキサメタゾンが併用されています。しかし、なぜステロイド性抗炎症薬であるデキサメタゾンが抗がん薬による悪心・嘔吐に効くのか。その作用メカニズムはよく分かっていませんでした。三浦さんらはシスプラチンを投与された実験動物の小腸において免疫細胞が集積して炎症を生じていること、そして、それらがデキサメタゾン投与により抑制することを明らかにしました。
*Undergraduate Poster Award:
https://www.aeplan.jp/appw2025/pdf/Undergraduate%20Poster%20Award.pdf
*学会HP https://www.aeplan.jp/appw2025/
学会に向けて作成した研究成果ポスターと三浦梨花さん