教員活動
2026.01.08
城西国際大学 健康科学部 理学療法学科では、ウィメンズヘルス、骨盤底機能、女性の健康課題に関する理学療法研究に取り組んでいます。
2025年12月13日に大阪府豊中市で開催された「第11回日本ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法学会学術大会」において、本学理学療法学科の横井悠加准教授と、本学科卒業生で大学院 健康科学研究科に在籍する片桐梨成さんが研究成果を発表しました。
横井悠加准教授は、
「腹圧性尿失禁を有する女性における横隔膜機能の検証:症例対照研究」
を発表しました。
腹圧性尿失禁は、咳やくしゃみ、運動などによって腹圧が高まった際に尿が漏れる症状です。
今回の研究では、腹圧性尿失禁を有する女性を対象として、横隔膜機能に着目した検討を行いました。
骨盤底機能だけでなく、呼吸に関わる横隔膜を含めて身体機能を捉えることで、女性の健康課題に対する理学療法を多面的に検討する研究です。
本学理学療法学科卒業生の片桐梨成さんは、
「骨盤底機能障害に対する電気刺激が骨盤底筋群の機能改善に及ぼす影響:メタアナリシスを用いた検証」
を発表しました。
この研究では、骨盤底機能障害に対する電気刺激について、既存の研究結果を統合するメタアナリシスを用いて、骨盤底筋群の機能改善への影響を検討しました。
個々の研究だけを見るのではなく、複数の研究成果を統合して検証することで、より根拠に基づいた理学療法を考えるための研究に取り組んでいます。
片桐さんは、城西国際大学理学療法学科を卒業後、理学療法士として臨床経験を積み、その後、本学大学院 健康科学研究科へ進学しました。
現在は、ウィメンズヘルス領域を中心とした研究に取り組んでいます。
城西国際大学では、学部で理学療法を学び、理学療法士として臨床経験を積んだ後に、大学院で臨床上の疑問を研究課題としてさらに深める進路も選択できます。
今回の学会発表は、学部教育、臨床実践、大学院での研究がつながった取り組みの一例です。
城西国際大学理学療法学科では、スポーツ、運動器、地域リハビリテーションなどに加え、ウィメンズヘルスや骨盤底機能など、女性のライフステージに関わる健康課題についても研究・教育を行っています。
理学療法士が関わる領域は、整形外科疾患やスポーツ傷害だけではありません。女性特有の健康課題や骨盤底機能についても、身体機能を科学的に評価し、根拠に基づいた支援方法を考えることが求められます。
本学科では、教員による専門的な研究活動を学生教育へ還元するとともに、卒業後も大学院で研究を継続できる環境を通して、臨床と研究を結びつけて理学療法を探究する人材の育成に取り組んでいます。
横井悠加,森下勝行,笹岡愛加,関口由紀.腹圧性尿失禁を有する女性における横隔膜機能の検証:症例対照研究.第11回日本ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法学会学術集会.2025年12月13日.大阪府豊中市.
片桐梨成,佐藤歩美,矢花優征,森下勝行,深谷泰山,清水清美,横井悠加.骨盤底機能障害に対する電気刺激が骨盤底筋群の機能改善に及ぼす影響:メタアナリシスを用いた検証.第11回日本ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法学会学術集会.2025年12月13日.大阪府豊中市.
片桐さんは本学理学療法学科を卒業後,臨床で経験を積んだ後に,本学大学院 健康科学研究科へ進学し,ウィメンズヘルスに関する研究を実践しています.
On December 13, 2025, Associate Professor Yuka Yokoi and graduate Risei Katagiri from the Department of Physical Therapy presented their research at the 11th Annual Meeting of the Japanese Society of Women’s and Men’s Health Physiotherapy, held in Toyonaka, Osaka. Their presentations focused on diaphragm function in women with stress urinary incontinence and the effects of electrical stimulation on pelvic floor muscle function in individuals with pelvic floor dysfunction.