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福祉マネジメントコースの学び(授業紹介) カリキュラム

福祉マネジメントコースの学び(授業紹介)

・1年次

国際福祉論

これからの人口減少・少子高齢化社会を支える社会福祉について、国際的に共通する課題をめぐって、その比較を視野に入れながら学修します。対象地域では課題解決に取り組む例を取り上げ、身近に感じられる社会的課題を中心に考える機会とします。加えて、人と人のつながりは何なのか、どのように変わってきたのかというテーマを通じて「持続可能な福祉社会」(Sustainable Welfare Society)への理解・学びを深めることも目的とします。

福祉ビジネス論

現在の介護福祉業界の成長、市場拡大でどのようなビジネスが誕生しているのか、企業はどのようなビジネスに関わろうとしているのかについて学びます。今までの常識を超えた法律から食事まで、介護ロボット等普及について考えます。未来の地域の福祉課題や商品開発についてのブレイクスルーを通して課題発見力を習得しビジネスチャンスを見つけましょう。

・2年次

福祉運営論

福祉現場での仕事と福祉事業所の運営の両方に必要なマインド・知識・技術を学び、複雑・多様な問題の解決に取り組むことができるようにします。高齢者福祉事業を取り巻く環境や携わる人々の紹介し、各事業体による違いや、組織と運営(経営)の理念や使命について、現場における具体的な事例などを交えながら、高齢者福祉施設運営全般の理解を深めます。

人間関係とコミュニケーション

人間関を形成するためのコミュニケーションについて、自己の理解、福祉サービス利用者や家族、同僚に対する他者理解、そして地域社会との連携における情報の共有など、様々な場面を想定し広く学習します。各回のテーマについてグループワークを取り入れた学習を行い、福祉を学ぶ上で大切な人権尊重、権利擁護、自立支援などの観点を理解して、具体的な実践場面におけるコミュニケーションの課題を考察する力を養います。

生活支援技術・介護過程

本科目は、介護福祉士養成課程カリキュラムにおける必修科目であり、領域「介護」の「生活支援技術」に関する科目です。生活支援技術とは、単に身体的な介護をするための手順ではありません。対象者に適切な介護ケアを行うために、個々の状況にあわせた介護過程(アセスメントからの計画立案・実践、評価、改善)を展開しながら、自立に向けてトータルに生活を支援していくための技術です。 この授業は、その人の自立・自律を尊重し潜在的能力を引き出し、安全に支援できる技術や知識体系、目標達成のための思考過程および実践力を学びます。

・3年次

ボランティア・コーディネート論

ボランティア活動は、人々の社会貢献や福祉活動への関心を高めたり、人々の交流や地域社会の支え合いを促進するなど、重要な役割と意義を持っています。そのため、ボランティア活動の推進には参加と継続的な活動を支えるコーディネーションの基礎知識が必要です。この科目では、ボランティアの歴史、特徴、役割、意義などの基礎知識を概観しながら、ボランティア活動を支えるコーディネーションについての実践事例などを紹介し学びます。

介護演習

3年時の介護実習は、訪問介護実習(2日間)と施設実習(23日間)の合計25日間になります。この実習では、対象者の個別性と安全・安楽に配慮しながら、広い視野で対象者の個別性を身体的・精神的・社会復帰・生き甲斐などの観点から捉えることを心掛けます。また、実習を通じて社会復帰した対象者の過程や支援方法を学びます。さらに、地域包括ケアにおけるチームの一員としての役割や、対象者を支えるネットワークシステムの中での介護福祉士職のあり方についても学んでいきます。

・4年次

地域共生演習

地域共生演習は、「地域共生」をテーマにした活動です。この演習では、福祉関連企業や福祉専門職能団体、福祉まちづくり実践などが地域コミュニティで行っている福祉実践を体験することができます。さまざまな価値を見つけ出し、課題解決に向けた新たなアプローチを考える機会となります。この体験を通じて考えを深め、さまざまな価値観に触れて実感することが期待されています。また、学生同士や地域の人々と積極的にコミュニケーションを取りながら、多角的な視点で学びを深めることが重要です。