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九十九里町に関わる地元企業と連携した観光コンテンツ開発 ~「チバピザ」プロジェクト

ゼミ活動

2022.09.06

2022年4月から、山本ゼミでは、千葉県九十九里町のある山武郡市を中心に活動している地元企業と産学協同で観光コンテンツとしての「チバピザ」を開発しています。「千葉県産の食材を使用し、千葉県に来訪する観光客の皆様に喜んでいただく」ことを目標としています。

本プロジェクトにおいては観光コンテンツとなる商品を開発するだけではなく、学生は「折衝力」「発想力」「運営力」を磨き、社会との協働を実体験してまいりました。今回は、観光コンテンツの限定販売会にてそのプロジェクトで得た成果を披露する前に、彼らの活動の一端を、「チバピザ」プロジェクトに参加した学生の感想とともにご紹介したいと思います。

観光学部 3年 宮川 華乃

現在、山本ゼミでは、海の駅・九十九里と連携し、千葉県産食材を使用したピザ「チバピザ」のメニュー開発を行なっています。
7月15日(金)には審査員4名をお招きした予選会が行われました。その予選会は、6チーム(2人組)で「おかずピザ」と「スイーツピザ」の2種類の企画のもとで競い合いました。各チームの使用食材は、ランダムに引いたカードの内容で決まったこともあり、「鴨川産ジビエと納豆にカレーの味付けを施したピザ」や「ハート型のマシュマロといちごをトッピングし、かわいい見た目に仕上げたスイーツピザ」など、多種多様でユニークなピザメニューが考案されました。

いろいろな「チバピザ」試作事例

いろいろな「チバピザ」試作事例

試食をしてうまくできていたことに称賛する様子

試食をしてうまくできていたことに称賛する様子

ちなみに、私のチームは、<鰯>を主な食材として使用することとなりました。<鰯>は、九十九里を代表する地域食材なので、このくじを引き当てた際はとても嬉しかったのですが、生魚の使用が制作上の課題となりました。食中毒の危険性が生じるためです。なので、一度目の試作段階では、<鰯>を使用することを諦め、<鰯>の稚魚であるしらすを使用してピザを焼きました。ただ、見た目にインパクトがなく、味付けも満足のいくものにはなりませんでした。そのため、試作段階では、周囲の学生からも商品化の期待はされていませんでした。しかし、ペアになったチームメイトから「海の駅・九十九里で販売されている(<鰯>に関連する)商品を使用したらどうか?」という新たな提案をもらい、「いわしのガーリックオイル漬け」を加えることとなりました。そのおかげで、課題となっていた食中毒の危険性がなくなるとともに、見た目のインパクトと味を最良のものに仕上げることができました。結果として審査員4名全員から大好評をいただき、審査会を勝ち抜き「おかずピザ」として商品化されることとなりました。大変嬉しく思っております。

いろいろな食材で試作を試みている様子

いろいろな食材で試作を試みている様子

最終的に商品化されることになった「イワシの親子ピザ」

最終的に商品化されることになった「イワシの親子ピザ」

この商品化されたピザは、9月9日(金)、10日(土)、11日(日)に海の駅・九十九里で実施する限定販売会にて「イカ一夜干しのおつまみピザ」とともに「イワシの親子ピザ」として店頭に並びます。海の駅・九十九里の入り口で出迎えてくれる鰯の大群とともにゼミ生一同お待ちしておりますので、是非お越しください!

最後に、クッキングスタジオを無償貸与していただいた大多喜ガス株式会社様、食材を快く提供してくださった企業の皆様、本当にありがとうございました。