都市モノレールの観光資源としてのポテンシャルを考える

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本学では、夏休み期間中、SS(サマー・セッション(以下、SS))として集中的に授業や演習を行う科目があります。
本フィールド基礎演習cもSS中に実施する授業の一つです。そのため、SS中の2週間で、座学と演習を実施しました。テーマは「都市鉄道と観光」です。鉄道には、都市間をつなぐ機能と地域に根差した機能があります。とくに、後者は都市鉄道として、ユニークな特徴を持っています。
そこで、本科目では、千葉県内にある都市鉄道として千葉都市モノレールについて学ぶ機会を持ちました。座学で基本情報を学んだ上、実際に全線乗車する見学を実施しました。さらに、千葉都市モノレール株式会社(以下、千葉都市モノレール)の本社を訪問し、質疑応答や意見交換をさせていただきました。
今回は、本科目を通して学生が学んだことについてご紹介します。

 
千葉都市モノレール本社でのヒアリング
 


○ 観光学部2年 松山 武司
8月5日のフィールド基礎演習cでは、千葉市稲毛区の千葉都市モノレール本社に赴きました。そこで社員の北見様と高橋様からお話を聞く機会を頂きました。
北見様と高橋様のお話は、千葉都市モノレールがこれまでに行ってきた事業だけでなく、新たに取り組んでいる「観光事業の取り組み」や「都市交通を支える企業がかかえる事業課題」についてより詳しく教えて頂きました。とくに、今回の見学では、一般的なメディアからでは知ることが出来なかった事業内容や事業の背景にある企業努力などのお話が聞け、千葉都市モノレールの方々の創意工夫や過去の事業の中で遭遇した課題の乗り越え方には驚かされました。

例えば、私は、もっと千葉都市モノレールの路線を拡張すればいいのにと思っていたのですが、現在の千葉都市モノレールの路線が、今以上の線路拡張を出来ない理由などを聞くと納得させられました。「線路一キロあたりの建設コストの価格帯が高額なことなどが背景にある」といった具体的な理由も聞くことができました。
また、千葉都市モノレールの方々は、サブカルチャー(アニメなど)とコラボし、ラッピング電車やツアーの造成などの事業も行っていますが、「観光事業の取り組みとしては、まだ課題が多い」と述べていらっしゃいました。
こういったお話を聞いて、課題を解決して且つ事業を成功させることは、本当に難しいことなのだと改めて認識させていただきました。

最後になりますが、今回のお話を通じて、交通業界が観光事業を行うにあたっても、他の物販などと同様に、「顧客が求めている『需要』をどう見つけるのか?」と言ったマーケティングについても考えないといけないと思いました。これらの経験を活かして、まず観光学部に在籍している自分にも何が出来るのかを考えないといけないと思いました。

 
懸垂式では世界最長となる千葉都市モノレールを見学
終着駅となる千城台駅で運行方法などを確認